内容説明
某月某日、満を持して集まった4人の男たち。されど無きに等しい展望と計画…。とりあえず酒を飲み、スルメをかみしめる。するとわき出るように溢れ出す言葉のバトルロイヤル!!どーでもいいこと悪いこと、とことん熱く語りぬく。脱線につぐ脱線で、どこへ行くのか漂流座談会。問答無用のライブな一冊。
目次
人生はとりあえず「?」である(寝る前に読む本;本屋入場料30円説;雑誌耐久力を計る ほか)
モンゴウイカが空を翔ぶ(日本読書株式会社;おじさんたちの科学 ほか)
大盛りラーメン十三番勝負(茶わん蒸しはおつゆかおかずか;オリンピックを考える;美しい昼寝とは何か ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
99
本の雑誌社のメンバー椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒孝二の放談連載収録本。読み友さんの紹介本。赤瀬川源平、ねじめ正一、南伸坊の「こいつらが日本語をおかしくした」や小松左京、筒井康隆、星新一「SF作家オモロ大放談」の際立った抱腹絶倒的オモシロサ、凝縮度に比べると比較的マイルドなレベルであった。とはいえ沢野ひとしの異次元的な発想はそれなりの面白さはあり、十分に楽しめた。ボリューム的には半分の厚さでもよかったかな?と思った。2025/09/12
へくとぱすかる
28
おっさんの、おっさんによる、おっさんのための雑談。よくぞここまでバカ話を繰り広げられるものだと感心してしまう。いつの間にかテーマがそれても全然平気。特に沢野ひとしさんのズレは天才的と言えるだろう。中学・高校の同級生の関係がそのまま持ち越されて、実にいい雰囲気になっている。この本の初版からすでに24年。にもかかわらず古びない、永遠の意味なし座談。もちろん無意味なのが魅力です。2014/03/23
akira
24
またまた続いての椎名本。 これも面白かった。椎名さんたち4人がとりとめもなくしゃべっている。脱線するしチャチャ入れるし、まとまってなさがいい。椎名本はどの本も同じ温度感でどこからでも読める。これは読み尽くすまでしばらくハマりそうだ。 ひとつ気づいたことがある。この界隈本になぜハマるのか?それはこの椎名さんたちの仲間うちがうらやましくて、仲間に入りたいのだ。楽しそうにしているのを時と場所を超えて眺めている。気の合う人たちって、いくつになっても得がたい。 「バカだねぇ、お前ら」2021/01/24
けいちゃっぷ
10
いいなあ、こういう馬鹿な友だち。古くからの付き合いだし性格の違いや棲み分けができているので成立するんだろうね。まるで小松左京や星新一やツツイらの昔の対談(例えば『SF作家オモロ大放談』)を思い出してニヤニヤ(時に大笑い)してしまった。だけど、こーゆーのを読むとフツーの小説を読めなくなるから困るんだよな。339ページの短篇はブライアン・W・オールディスの「小さな暴露」(『ニューワールズ傑作選№1』所収)ですが入手は困難かと・・・。375ページ2009/11/03
ソラ
9
内容(「BOOK」データベースより) 某月某日、満を持して集まった4人の男たち。されど無きに等しい展望と計画…。とりあえず酒を飲み、スルメをかみしめる。するとわき出るように溢れ出す言葉のバトルロイヤル!!どーでもいいこと悪いこと、とことん熱く語りぬく。脱線につぐ脱線で、どこへ行くのか漂流座談会。問答無用のライブな一冊。 2009/03/20




