内容説明
女流画家・重枝恒子が瀬戸内海の大三島で忽然と消えた。大山祇神社裏手の崖にハイヒールとスケッチブックを残して…。愛媛の三ッ根鉱山でクローム鉱の調査をしている夫に会いに行く途中の出来事だった。自殺か?それとも他殺なのか?四国と瀬戸内海を舞台にくり広げられる異色長編推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一乗寺隼人
5
タイトルがベタですが、真相を知って「あっ!」と唸ってしまいました。何冊かまとめて草野氏の本を入手したので他の本も楽しみです。2017/08/21
kanamori
0
☆☆★2011/10/16
ヨコケイ
0
春陽堂版。素っ気ないタイトルなのにEQ張りに"読者への挑戦"が挟まる。女性画家が夫の単身赴任先に向かう途中で消息を絶つ。夫の地質学者と仕事真っ最中の鉱山会社は、学者にいい顔をしたい手前、自社の社員(超潔癖の青年)に人捜しの真似事を命じる。が途中から何故か雑誌記者の女性(御侠)が割り込んできて道連れに。設定からして冗談っぽい上、会話がいちいちオフビート。展開も相当に弛く、その人を喰った感じのMAXが最後の謎解き。正直、予想通りなので驚きは全くないが、忍び込んだ邸で緊迫感の余り逆に爆笑するシーンとか結構好き。2018/06/05
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- 和書
- 米従軍記者の見た昭和天皇