角川文庫<br> カナンの試練

角川文庫
カナンの試練

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041500163
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

黒髪に銀冠をとめ、肌は絖よりも白く、絹の旅衣を纒った世にも稀に美しい、パロスの闇王国の王子ゼフィール。そして彼と奇妙な運命の糸で結ばれた、草原の国トルースの公子ヴァン・カルス。ジェイナスの許しを請うために、二人の旅は果てしなく続く。三千年の昔に栄えていたカラクダイの古代帝国の廃都“カナン”に封じられた謎を巡って展開される美しくも妖しい幾多もの神秘。異形の者たちが蠢く未知の次元に、彼等はいったい何を見るのか―。現代の語り部が豊かなイマジネーションで紡ぎだす、剣と魔法の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sibasiba

15
再読。冗談交じりに続編が示唆されているが余韻を残しつつもきちんと完結。作者は醜い化け物と人間の外見描写が上手いよな。淫蕩の限りの宴とかも得意。しかしアグラーヤが聞いたこともない昔に滅んだ島国の筈なのにアグラーヤの冷酷王がなんて記述があったり基本的に筆の向くままというか設定は適当。迷宮番のグラチウスは闇の司祭にあやかって名乗ってるとしてノスフェラスはこの時代には死の砂漠では無くなって名前も変わっているのだろうとか昔妄想した。その後グイン・サーガの外伝でカナン滅亡を描写してパラレルな別世界に確定したけど。2015/08/25

Tanaka9999

9
1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。5編。こちらは政治物はなく、魔道具に怪しげな人物が全開。ルカの灰色狼は動物との交流ものですが。『リリス』の猫族の娘が何の脈略もなく殺される話はある意味とてつもなく恐ろしい。『カナンの試練』『死者の珠』掲載箇所は離れてるが続きもの。一番怪しい世界。若干ご都合よく動くような気もしますが、舞台といい、登場人物といい怪しさ満点。世界観にどっぷりつかって楽しめます。2021/10/15

いおむ

7
既読本です。2024/03/10

水星透

2
ルカの灰色狼の中で作者が語る現代人の人間性の希薄さは今こそ再読に足るのではないでしょうか。『今』を生きることがどれだけ難しく、また大切なことであるのかをこの本で学びました。死者の珠に封じられた異界の魔神が望郷の念で嘆きの恨みを持っているというシーンに栗本先生の非凡さを感じたことをおもいだします

藤中恭美

2
再読。Ⅵの「リリス」は、「ピプノスの回廊」を読んでから読むと、ランドック関連だったのかと驚愕。。。もう、このときで、グインがどうやって記憶喪失になったのか、ちゃんと考えていたのだとわかる(あたりまえか) Ⅸの「迷路島」の《迷路の司祭》グラチウスは、まさかあのグラチーの成れの果てではないでしょうね。。。(笑)2011/02/28

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