内容説明
憧れの課長から昼食に誘われ、「我が社のために重要書類を届けてくれ」と指示された新米女子社員の恭子。ところが細心の注意を払ったはずなのに、その書類を届ける途中で、盗まれてしまったのだから大変だ。偶然知りあった、おかしなアベックと3人でシロウト探偵になって、事件の捜査に乗り出すのだが、いきなり死体に出くわして、てんてこ舞い!若さと大人の陰謀が対決する表題作〈恋愛届を忘れずに〉など4編を収録、元気いっぱい、大事件続発の青春ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
13
うっかりミスで大事件!彼女の運命やいかに…?新人OL、恭子は憧れの上司から会社の重要書類を届けるおつかいを頼まれた。しかしレストランでまさかの盗難!偶然知り合った平凡な青年・和司と大富豪・礼子の珍カップルとともに書類の奪還を目指すのだが。表題作のほか「私への招待状亅「町が眠る日亅「私からの不等号亅を収録。傑作ブラックユーモアミステリー。2021/02/24
aoko
4
表題作を含む4編収録。昭和60年あたり(29歳でハイミス)の作品なので、こんな感じなのかな、と思う。「私からの不等記号」は殺人の描写も謎解きもなく、でも読後感の良い作品だった。「恋愛届を忘れずに」は割と好きな方の作品だった。2023/10/16
瀬川音羽
2
うーーーーん、オチも弱いし、イマイチな話がおおい、かな。最後の話割と良かった。2021/08/13
けん
1
「私からの不等記号」は面白かったが、「町が眠る日」は△、あとの2編はストーリーが破綻していたり、謎解きの話が訳の分からないものだったりしたので✕かな。一応売らないで取っておくことにはするけれども・・・・。←再読したが、「私からの不等記号」はストーリーが薄っぺらで、別に面白いとも思えず。「町が眠る日」は、1つの短編にネタを入れすぎで消化不良をおこした「失敗例の見本」の様な作品だった。ということで、この本は「ブックオフ行き物件」に決定!2019/04/25
牧瀬ちゃみ
1
[★★☆☆☆][2015年6冊目]:若い女性、特に未成年の少女が何かと瑞々しく活躍する話が多い赤川作品にあって、冒頭の「私への招待状」は少し異色で印象に残った。しかし後半の2つは今一つ、特に団地の話はただ事件を2つ組み合わせただけで全く面白みが無かった。2015/01/31




