感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうたそ
34
★★☆☆☆ 著者のユーモアが炸裂した快作。母親は泥棒、兄は殺し屋、妹は詐欺師、弟は警察官で、一家で唯一まともなのは弁護士である主人公であるというトンデモ一家が描かれる。謎の石油王がもつ宝石に一家の関心が集まった時、事態は思わぬ方向へ転がり出す。あらすじそのままのドタバタぶりが楽しめるユーモアミステリ。気楽に読める軽めの内容であり気軽に楽しむには良いが、設定の奇抜さ以外は特に印象に残らなかったかなあ。2017/11/09
りず
7
面白かったんだけど、色々と盛り込まれすぎてて、自分の感情をどこに持って行ったら良いか見失ったwそして、ラストはマジか⁉︎それ、近親…引いちゃったよ!母は泥棒、子供達も弁護士、刑事、殺し屋、詐欺師とか設定は最高に面白かったのに、あんまり生かされてなかった気が。もっと三つ巴状態になって欲しかったなぁ…。2019/01/24
再び読書
6
赤川次郎氏の作品の中で一番好きな作品。とにかく読んで見て、それ以上の言葉は要りません。
葉
4
タイトルだけ見ると狂気の沙汰だと思ってしまう。赤川次郎氏は1948年生まれだったのは忘れていたが、多分次に彼の本を読んだときもそのようなことを思ってしまうくらい、内容に没頭して、忘れてしまっているのだろうと思った。母は泥棒で兄は殺し屋で妹は詐欺師で弟は警察官という早川家が織りなす石油王橘が帰国した後のユニークな激闘が書かれている。圭介の言動が個人的に人間味がありつつ愚直なところが面白かった。後半は会話文の応酬。2017/11/07
tomoe
4
母=泥棒、長兄=殺し屋、末弟=新米刑事、美人の妹=詐欺師、そして語り部の次兄はただ一人家族の裏の顔を知っていて、いつか裁判沙汰になった時の為に弁護士になった・・・という設定に惹かれて読んでみた。面白いだけではなく、早川家5人の間にある確かで温かな絆・家族愛に心がほんのり温かくなる。2009/06/07
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- 和書
- 進化の存在証明