内容説明
華々しい活躍を見せる戦局挽回の切り札「烈風」。しかし、その代償はあまりにも大きかった。風間は激戦の中、師と仰ぐ上官を失い、自らも深傷を負ってしまう。内地に戻された失意の風間は、そこで衝撃的な情報に接する。―ヒットラー総統墜死。だがこの政変は、独逸航空機業界の勢力図を塗り替え、我が国への新技術供与という副産物を生んだ。その成果がジェット戦闘機「閃風」である。傷も癒えた風間と閃風は、大空の戦いに終止符を打つことができるのか。傑作空戦ロマン、堂々の完結。
著者等紹介
川又千秋[カワマタチアキ]
1948年12月4日、北海道小樽市生。慶應義塾大学文学部(国文学専攻)卒業後、博報堂制作部勤務。76年「夢のカメラ」でデビュー。80年より著述専業。81年『火星人先史』で星雲賞、84年『幻詩狩り』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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