内容説明
走り幅跳びが、一度も満足に出来なかった。いつも踏切りで失敗する。助走しているうちに、踏切れなくなってしまう。祥子は、恋に対してもそうだった。―友達の恋人と一夜をともにした時、初めて思い切りよく踏切れたと祥子は思った…。友達の恵子に嫉妬していた。恵子のように跳びたかった。その思い悩む心の溝で起きた、一度だけの出来事。たった一度だけのことだから、素敵なのだろうか、それとも…。心が裂かれるほど張りつめた、欲望と傷心の恋の話8編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青豆
2
恋愛前夜というタイトルが絶妙。過去の恋や一夜の恋、不倫の恋など様々な恋の一場面を切り取った恋愛と呼ぶにはもう1つ足りない状態の男女を描いた短編集。2014/02/25
みかん
0
何年かの積読を経て、やっと読みました。2015/02/25
ゆき
0
いまいちだなー・・・。はっとするような設定も無いし、キャラクターもそれなり。2011/12/04
舞茸
0
恋の話の短編集。でもあんまり共感できるものがなかった…もう少し年をとったら分かるのかなー2011/02/07
sao
0
★2.62021/02/25