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角川文庫
初級革命講座 飛龍伝 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 182p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041422434
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

いまだ革命の夢を捨てきれない熊田留吉は、八方破れのロマンチスト。全学連丸角派の元副委員長という輝かしい肩書をもち、厚いジェラルミンの楯をいくつもブチ破った礫「飛龍」の、幻の投げ手だった。かつて60年安保の頃、闘争現場から逃げ出し、警察に身柄保護を求めた痛恨の汚点はあるが、誰でも革命家を気どれる風潮を苦々しく思っている―。右も左もブッタ斬る、奇想天外な発想。鬼才・つかこうへいの問題小説。

著者等紹介

つかこうへい[ツカコウヘイ]
1948年、福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部フランス哲学科中退。74年、戯曲「熱海殺人事件」で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。名舞台を次々手がける一方、82年、小説『蒲田行進曲』で直木賞を受賞。2007年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまねっと

8
これはイマイチだったな。特に引っかかるセリフもなくストーリーも陳腐で苦しいところだった。 革命を茶化しているところも笑えるのだろうが、私にはイマイチ乗れなかった。 飛龍伝も色々あるのだろうか。私が見た飛龍伝とはストーリーが異なっていたと思う。 蒲田行進曲は面白かったが、これは何度も書くがイマイチだった。2023/04/20

東森久利斗

3
日本演劇界の巨人つかこうへいの原点、つかこうへいワールドが炸裂、縦横無尽、傍若無人、スラップスティック、浪花節、バイオレンス、シニカル、アウトロー、反体制、個性と旨味が凝縮された初期の傑作。和田誠のイラストとのコラボレーションも最高。本書を遺してくれた叔父に感謝。2018/03/21

Sensyuu

2
つかこうへい、おもしろい!2016/07/14

おにぎり

2
そのとき若者は何を考えたのか石を手に取り、ぼろぼろのヘルメットを深くかぶり、タオルを首に巻き、そうして叫んだのだ。「平和とは何か」を2010/01/26

1
著者:つかこうへい 昭和52年11月10日初版発行 平成20年7月25日改版初版発行 発行者:井上伸一郎 発行所:株式会社角川書店 発売元:株式会社角川グループパブリッシング 印刷所:暁印刷 製本所:BBC 装幀者:杉浦康平 イラスト:和田誠 解説:武蔵野次郎2020/11/29

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