角川文庫<br> 消えた島

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角川文庫
消えた島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041407882
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

多発性骨髄腫―末期癌の中でも最も激しい痛みを伴うこの悪魔が、日邑勘造の全身を蝕んでいた。日々苦痛に顔を歪める夫を見るたびに、妻は“安楽死”ばかりが脳裡に浮ぶ。そこへ“古い友人”と名乗る老人が見舞いに現れた。妻が老人を残し病室を空けた一瞬、老人は日邑に何かを注射して忽然と消えた。目撃した看護婦が、事件を公にした。担当の医師は毒物注射を疑い検査を始めるが、予想に反し日邑は恢復の兆しを見せた…。突然姿を消した老人とは何者か。そして、極限の苦痛から解き放つ奇蹟の薬とは。現代医療の矛盾と安楽死問題に、一石を投じる長編ハードサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つきのわ

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妄想の作家、西村寿行。 途中でアフリカの寄生虫が原因でおこる風土病から何十万人もの人達を失明から救った大村博士の研究の話がサラリと出てくるのに驚いた。寿行もこの研究者が後にノーベル賞を受賞するとは思わなかっただろう。 こういうリアリティーがあることで一層この作家の妄想にからめとられてゆくのだ。 2017/04/02

ma-no

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後期・寿行の、破綻と紙一重の異様な迫力。1999/12/27

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