角川文庫<br> 汚れた英雄 〈第1巻(野望篇)〉

角川文庫
汚れた英雄 〈第1巻(野望篇)〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041362297
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

20
★★★☆☆図書館で廃棄になっていた昭和58年版の角川文庫で字組も古く一見読みにくそうだったが、全くストレスなく読めた。モータースポーツにはまるで興味が無いので機械についての説明はハードSFを読むようにちんぷんかんぷんだったが(笑)18歳にして天才の片鱗を見せる北野晶夫。機械や運転技術は勿論超絶イケメンで空手も使えばちょっと習っただけでダンスも熟す。でもやっいることは犯罪スレスレ。今だったら主人公にはもっとカッコイイ名前を付けるだろう(笑)舞台は昭和32年。晶夫が戦災孤児という設定は時代を感じさせるなあ。2019/02/18

ちくわ

14
昭和31年、自転屋の叔父に育てられる主人公北野晶夫だが、ひょんな事でバイク屋に転じた叔父の店がきっかけでバイクに出会う。少年晶夫が最初に出たレースは浅間山火山コース、リアカーに積んだヤマハYA1.125ccを引いてサーキットに向かう場面、レーサー晶夫のサクセスストーリーはここから始まる。この頃の晶夫は貧乏で荒れた生活を送っていたが、持ち前の長身と美形を活かし、寄ってくる金持の女性達の支えでバイクの改造費や生活費を調達、第1巻は金持ちに憧れ雑草のごとくタフに生き抜く少年時代の物語、昭和の肉食男子が懐かしい2021/03/23

マーブル

8
あの頃、多くのライダーがバイブルのように読んでいた。時代ゆえか、今読むと隔世の感を覚える。あらためて思う、これは「ダーティ・ヒーロー」の物語。女性に対する態度、暴力への衝動など受け入れにくい描写もあるのだが、バイクの走行シーンを読むとやはり夢中になってしまう。エンジンを始動する儀式が詳細に書かれる。  押しがけが上手くいったとか、いかなかったとか、ストーリーにはどうでもいいこと。  しかし、それを楽しく読んでしまう。不要ではある。が、それが大藪の魅力でもある。 2019/11/19

じょみ

4
中学生には刺激が強かった。。。

Konji

3
初めて読んだのは3x年前、中学生だったか。当時は実体験が伴わなかったバイク、車や女性。全部知ってる状態で読むと、リアルに情景が思い浮かんで面白かった。2015/12/18

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