感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
オリンピック直前の東京が舞台。資本金15億の東和油脂、その経理部に勤務する朝倉哲也が主人公。「朝倉は絶望には慣れている。希望を砕かれたときの苦杯を舐めるよりは、はじめから何も期待しないほうがましだと思っていた」そんな虚無感を抱く朝倉が、東和油脂を牛耳る経営陣の腐りきった体質を知ることで、希望を見い出す。つまり、会社を乗っ取ろうとする野望だ。絶望から始まった、皮肉が誕生させた野望は、迷いなく、加速度的に朝倉をのめり込ませる。(つづく)2019/06/05
作曲家BoB君
9
故松田優作さんが演じる主人公朝倉がこれまたカッコいいんだわ。男子の憧れですよ。2011/08/27
グラスホッパー
8
昭和の風味で、おもしろい。完結篇に続く。2023/12/23
ムー
6
昔、映画で見た内容をほぼ忘れていて、文字通り野望といえる朝倉の行動力に舌を巻いた。久々の大藪バイオレンスアクションに酔った。完結編是非読まないと。2018/05/01
コニタン
5
主人公の浅倉に憧れる、こんな男になりたい!無理だな2017/11/05