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角川文庫
大東京四谷怪談 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 430p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041338827
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「現代版四谷怪談」を書き下ろす劇作家のもとに、お岩を名乗る女から執筆を中止せよと再三脅迫電話がかかる。そして、その言葉を裏付けるように、お岩の蝋人形を制作中の職人が殺害された…これが、四谷怪談をなぞる連続殺人の幕開けだった。陽気な未亡人こと私・村田和子は、謎の名探偵・墨野隴人と共に事件解決にのりだすが―?格をきわめて格を破る、本格、変格ならぬ、破格探偵小説。

著者等紹介

高木彬光[タカギアキミツ]
1920年、青森生まれ。易者の勧めで『刺青殺人事件』を執筆するや注目を浴び、長編第2作『能面殺人事件』にて探偵作家クラブ賞受賞。“神津恭介”等の名探偵シリーズなど傑作多数。95年9月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

20
高木彬光作品、登録二十五作目。墨野隴人シリーズ、第三作目。高木氏の歌舞伎趣味と、刺青趣味が融合して良い感じのお話になっています。メリー・ウィドウと呼ばれる村田和子の墨野隴人に対する気持ちの揺らぎも読んでいて楽しく、先行きが気になります。動機がかなり切なくて、辛かったです。2020/03/24

MarsAttacks!

15
四谷怪談をベースにおきる殺人事件、恐怖物かと思っていたらしっかりとした推理小説でした、だけど最後の手紙で怪談ぽくなり、そこがよかった感じもしたが、ちょっと雰囲気を壊した感じがしました。2時間サスペンスの様な物語でした。2010/10/10

藤月はな(灯れ松明の火)

7
本屋で立ち読みしたとき、面白かったので購入しました。怪談とミステリーが融合された個人的にはおいしい本でした。時々、コーラやパソコンなどの現代らしい小物の登場で古びた感じはしなく、読みやすかったです。ただし、現代の法医学などと照らし合わせてみるとトリックはやや、ひっかかる点があると思いますが、当時の法医学状況から考慮すればしかたがないと思います。最後の真相は鳥肌モノの恐怖を保証します。2009/10/01

しろ

5
☆5 カーの『火刑法廷』が名作というのは同意します。それにオマージュとして日本風に描いたこの作品もなかなか興味深いものだった。あまり読みごたえはなかったんだけど、日本風のほうが怖さはあるもんだと思った。2010/03/02

一乗寺隼人

2
最後の締めの章があってこその本作なんだろうが、個人的には幽霊とか祟りとかってあんまり信じないタイプだから普通に終わってほしかったと思う輩。2016/06/30

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