出版社内容情報
盗賊の小頭・弥平次は、記憶喪失の浪人・谷川弥太郎を刺客から救う。時は過ぎ、江戸で弥太郎と再会した弥平次は、彼の身を案じ、失った過去を探ろうとする。しかし、二人にはさらなる刺客の魔の手が……。盗賊の小頭・弥平次は、記憶喪失の浪人・谷川弥太郎を刺客から救う。時は過ぎ、江戸で弥太郎と再会した弥平次は、彼の身を案じ、失った過去を探ろうとする。しかし、二人にはさらなる刺客の魔の手が……。
池波 正太郎[イケナミ ショウタロウ]
著・文・その他
蓬田 やすひろ[ヨモギダ ヤスヒロ]
イラスト
内容説明
盗賊の小頭、雲津の弥平次は、山奥の湯治場で思いもつかない「ひろいもの」をする。記憶を失い、何者かに命を狙われていた若い浪人、谷川弥太郎である。凄まじい剣の腕をもつ弥太郎、彼の素性は、そして何のために命をつけ狙われるのか―。時を経て江戸で再会する二人、記憶が戻らぬままに金で人を殺める仕掛人となっていた弥太郎の身を案じる弥平次、しかし彼自身もまた血なまぐさい盗賊の跡目争いに巻き込まれて行くのだった。江戸を舞台に刺客たちの激しい闘いを描く傑作時代長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
48
記憶をなくした侍を拾う弥平次。弥太郎と名付けられた侍は後に別れてしまいます。記憶がなくても剣の腕は忘れていないのか、記憶は無事戻るのか気になることが沢山あります。下巻も読みます。2023/03/10
i-miya
45
2013.12.24(12/24)(再読)池波正太郎著。 12/22 (カバー) 盗賊の古賀氏ら、小頭、雲津の孫平次は山奥の湯治場(とうじば)で思わぬ拾いものをした、記憶を失い何者かに命を狙われる若い浪人、谷川弥太郎、凄まじい剣の腕、弥太郎。 時を経て、江戸で再会、仕掛け人となっていた弥太郎、刺客たちの激しい闘い。 (本文) ◎拾いもの。 温泉(ゆ)は川床から噴きだしている。 2013/12/24
はつばあば
42
池波さんの剣客商売が大好きでしたが・・この作品では仕置き人を良しとせず、人を殺めての盗人はご法度、雲霧仁左衛門も荒業は少なかったように思う。今回の作品は盗人雲津の弥平次と谷川弥太郎と名をつけてもらった記憶を失っている武士との絆ものなのですが、必殺仕置き人の元締のような清右衛門に殺しを頼まれて幾度か。う~ん清右衛門と弥平次は谷川弥太郎を憎からず思っているのに二人は敵同士なのか・・。盗人グループの軋轢と仕置き人グループの人物の名が紛らわしくて頭が混乱気味(;´∀`)。オツムが弱くなった( ;∀;)。下巻に2022/05/27
ひ ろ
25
★★★☆☆ 混沌としていて、甚だ盛り上がらない。 弥平次も八方塞がりでモヤモヤ。 が巻末辺りから、俄然面白くなってきた(ような気がする) 惰性で次巻へ行くか。2023/08/06
しん君
9
盗賊の小頭・雲津の弥平次は湯治中に記憶喪失の若い侍(谷川弥太郎)を助ける。その後、香具師の元締・五名の清右衛門に拾われた弥太郎。時を経て二人は江戸で再会。弥平次は盗賊の跡目争いのなか、仕掛人となった弥太郎の身を案じる…。悪事ばかりの悪党ではないところがミソ。下巻では弥太郎の過去が明らかに?盗賊の跡目争いは?清右衛門はどうする?拝読のきっかけは1979年の映画。豪華キャストながら原作とはまったくの別物になっていた。2023/04/08
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