出版社内容情報
池波 正太郎[イケナミ ショウタロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
35
短編集。悪い事無いけど全体的に退屈。ラストに至るまでが退屈なんが多い気がする。多分、自分が塚原卜伝と左卜全の違いも分からんぐらい歴史に無知やからと思う。 武蔵が後ろから襲ってきて、卜伝が鍋の蓋で受け止めて「未熟者め!」ってのを期待したが信玄とか足利義輝との話やった。気になったので調べてみたら「鍋の蓋」の件は史実でないらしい・・・。あぁ、ドリフのコントは嘘やったんか・・・。 『南部鬼屋敷』が1番好きかな。 『北海の男』で間宮林蔵が持ってる武器欲しいなぁ。2011/02/22
Dai(ダイ)
25
ほとんど 池波正太郎の本は読みつくしてしまった。後は今回のような短編小説が漏れているだけかな。池波正太郎の描く登場人物は皆、男臭く女臭い所がたまらない。読んだ本はほぼ全て処分してしまうが、池波正太郎の本はいつか再読しようと置いてあるものがたくさんある。何回読んでも面白い本を書ける作者が少ない現代である。2014/04/29
ロマンチッカーnao
23
僕にとって歴史ものと言えば司馬遼太郎さんで、池波正太郎さんは知ってはいるけどほぼ未読の作家さん。そして、塚原卜伝も、知ってはいるけど、剣豪と言えば宮本武蔵で、卜伝はほぼ知らない。そんな中で何気なく手に取ってみたんだけど、さすが文豪、初読みの作家さんは最初その文体になれるまで少し手間取ったりするけど、全くなく、スラスラと、最後まで引き込まれました。今度は短編集ではなく、長編にチャレンジもしてみたい。2018/05/05
Kohn
8
池波正太郎による短編集。表題の「卜伝最後の旅」の他、5編の短編が収録されている。 戦国時代から幕末、明治初期にかけて生きた男たちの死に様を描かれている。 池波正太郎の小品は、その後の長編作品の元になっていることがある。 最後に収録されている「剣客山田又蔵従軍」は、後の長編「その男」の元のようだ。 西郷隆盛の魅力にやられた。2017/03/15
とくま
6
×P108。 卜伝さんだけをもっと深く読みたかった。短篇だと思っていなかったミス。 「夫婦には、声もいらぬ。」2018/01/24