感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
13
すべての話に男の背中を感じます。2014/07/18
4fdo4
12
大概が、転げ落ちていったスポーツ選手の話と、寺山修司の人生の交錯した話なのだが、浮世離れした物が多く、創作かと思いきや聞いたことのあるスポーツ選手も出て来たので、どこまでフィクションなのか良くわからない。寺山といえば、競馬とボクシングが好きだったなと思える一冊。2021/01/30
KF
3
昭和中期の話。どこまでノンフィクションでどこからフィクションなのか判然としない。競馬に関心が無いので大半の章がもうひとつ楽しめなかった。最後の方にファイティング原田に敗れた青木勝利のエピソードがあったが丁度先日youtubeで観たところだったし知ってる話だったので一番印象に残った。 https://youtu.be/j7JVQGRSpRo2017/05/03
あた
2
競馬を若かりし頃、始めたきっかけがこの本。歳を経て再読したが、寺山修司のさまざまなスポーツへのレンジの広さに驚く。また、「政」「桃ちゃん」の寺山との会話が生き生きと感じる。勝者ではなく、敗者に目を向けること、敗者に対して甘い情をかけるのではなく、傍らで一緒にその敗者と話をしている印象を受ける。文章もリズミカルでスポーツ好きの人はきっと引き込まれるはず。ちなみに、私は「この本」で逃げ馬が好きになりました。2018/06/23
sacuran
2
人生の悲哀が感じられて大変ぐっときた。こういう、昔の試合の話とかを細かい情報まで出しながら(何年のどことの試合で何回裏で誰が本塁打を出した、みたいな)語られるのにすごく弱い。なんでかわからんが、すごく好き。2014/08/08