角川文庫
遠き落日 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p
  • 商品コード 9784041307151
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

てん06

15
野口英世のデンマーク留学からアフリカで亡くなるまで。下巻の内容は、ほぼ子供向けの伝記では描かれていない。驚異的な働き方で数々の研究をしてきた英世だが、だんだん研究の進み方や成果に影が現れ始める。そんな中故郷への凱旋。アメリカでは高給取りになったが、生家は貧窮したままだった。母シカの有名な手紙も登場する。英世の研究内容についても分かりやすく記載されており理解しやすい。医師である著者ならではの評伝小説だと思う。2025/11/09

すこにゃん

10
野口英世の米国での仕事はかつて最高の評価を受けノーベル賞候補にもなった。しかしその後の検証でその業績は殆どが誤りである事が判明している。国威発揚のために「日本が世界に誇れる英雄」が求められた時代、伝記作家により彼の人生は過大評価された。今や多くの人が野口の人物像の二面性を知っているかも知れない。それでも学歴や障害を乗り越えて海を渡り、最後に自らの研究の犠牲になってゆく姿に大きな尊敬の念を抱かずにはいられない。5月21日は野口英世の命日。合掌。2013/05/11

Hatoro

4
良著。 千円札でお馴染みの野口英世の伝記です。 いかに偉大な功績を残したかといった軌跡とともに、野口英世の人間臭い部分が表現されている。 勉強や仕事に没頭する姿、異常ともとれる浪費癖には驚かされるばかりだった。2013/03/09

FAVORI

3
★★☆ 英世に惚れた。こんなハチャメチャな人だったとは。2013/11/27

SNOOPY

3
子どもの頃に教えられた野口英世とかかけ離れており衝撃を受け、前編では嫌悪さえ感じる。しかし晩年、自らが発見した黄熱病の病原菌が間違いだったかもと焦り、昼夜問わず研究に没頭し、最後は自ら感染し命を落とす姿は、小学生の時に読んだ「野口英世偉人伝」よりはるかに野口英世の偉大さを感じる。2012/09/14

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