内容説明
集団レイプ―。奈緒美たちを襲い、蝕んだのは四人の野獣化した男たちだった。彼女が、恐怖の悪夢から醒めやらぬとき、更なる「脅迫者」が現れる。元刑事の赤坂勇一郎。妻と娘を凌辱され殺されたが、犯人は証拠不十分で無罪に。“悪魔”への復讐心が燃えさかるなか、犯人は惨殺された。そして、二つの事件は不思議な因果で結びつく―。男と女の愛憎を描く、「悪魔シリーズ」傑作サスペンス小説。
著者等紹介
笹沢左保[ササザワサホ]
1930年、神奈川県生まれ。60年『招かれざる客』が江戸川乱歩賞に入選、翌年『人喰い』により日本探偵作家クラブ賞を受賞。「木枯し紋次郎」シリーズなど幅広く話題作を送り続け、その著書はすでに三五〇冊を超えている
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