角川文庫<br> 春いくたび

電子版価格
¥594
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
春いくたび

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041290101
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

少年少女の心を惹きつけ、涙させた珠玉の短篇、初文庫化!
戦場に行く少年の帰りを待つ香苗。別れに手向けた辛夷を支えに、春がいくたびも過ぎていた――表題作をはじめ、健気に生きる武家の家族の哀歓を丁寧に叙情的に描き切った秀逸短篇を収録する初文庫化。

内容説明

江戸末期、戦地に赴く信之助を泣きそうな顔で見送る香苗。再会の願いも空しく時は過ぎ、尼僧になった香苗は救護院に流れ着いた老人の姿に息を呑む―「春いくたび」。貧にして餓死するは武士の本懐なり。亡父の教え通り、最後の一夜を迎える兄妹。しかし、そこに突然激しい剣の音が―「武道宵節句」。昭和の少年少女のために、山本周五郎が心とことばを尽くした短篇の中から時代小説10篇を収録。初文庫化。

著者等紹介

山本周五郎[ヤマモトシュウゴロウ]
1903年、山梨県生まれ。横浜市西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。関東大震災後、復職せずに文学修行に努める。29年、「少女世界」に童話や少女小説を発表する。43年、『日本婦道記』が第17回直木賞の候補に推されるが、辞退。『樅ノ木は残った』が毎日出版文化賞に選ばれるが受賞を固辞。『青べか物語』が文藝春秋読者賞に推されたが辞退。67年2月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品