角川文庫
空の青さをみつめていると - 谷川俊太郎詩集1 (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041285015
  • Cコード C0192

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

29
「悲しみは むきかけのりんご 比喩ではなく 詩ではなく ただそこに在る むきかけのりんご」・・・そんなことを言われたらこっちも悲しくなるよ。嫌いではない。いや、むしろ好きなんだ、こういうの。2015/05/24

ちぃ

23
茨木のり子さんとT.S.エリオットは好きだけど、それ以外詩集はめったに読まない。でもなんとなく、日常で紡がない言葉に触れてみたくて手に取ってみた。谷川さんの詩は教科書にも載っていたような気がする。ので、なんだかもっとこう、綺麗で純粋な詩を書くイメージがあったのだけど、結構ものすごい精神世界を持ってる人なのだなぁと思った。生と死があって、それをつなぐ肉体があって、そこを通してみる世界はきれいだったり穢かったり。リアルで、思った以上に男性的だった。2021/06/25

しいたけ

20
ハルキ文庫の谷川俊太郎の詩集を読み、ふと気になりこちらも読む。同じ詩もあるし、何より同じ谷川さんなのに雰囲気が異なる。完全に私の主観だが、あちらは日向で読む詩で、こちらは雨音を聞きながら読む詩だと思う。初版が昭和43年と古く紙質も雰囲気があるし、「朝のリレー」のような詩も入っていないし、やはり時代のせいなのか。政党や宗教団体が名指しで入っていて、今の時代なら世に出せないだろう。実は娘の名付けの由来の一つになっている詩が、この本に入っている。いまの私が好きなのは「悲しみはむきかけのりんご」というフレーズ。2015/11/03

フェリシティ

14
家の本棚の奥底に眠っていたので手に取ってみる。詩集というものを読むのは初めてて、谷川さんの言葉の海に圧倒されました。小説とはまた違った言葉の重みがあって、正直とても難しかったです。おそらく私は谷川さんが言葉に込められた意味の半分も理解していないと思われます・・・。楽しめたのは「落首」コーナー。私の場合、ユーモアに富んだ、言葉遊びのような詩から入るのがいいのかも。日本が誇る詩人さんなので、他の詩集も機会があれば読んでみたいです。2012/10/29

Koning

9
初期詩集。今で言えば感傷に浸らずに尖ったナイフで突き進むよーな荒々しさとか面白かったり。読み手の歳が重なるとなんというか高校生とかの頃とはやはり違って見えてきますね(汗 2012/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/463682
  • ご注意事項