角川文庫<br> 裸の王様・流亡記 (改版)

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角川文庫
裸の王様・流亡記 (改版)

  • 開高 健【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 角川書店(2009/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041242223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

無口で神経質そうな少年・太郎が、ぼくの画塾へと連れられてきた。太郎の父は画材会社を経営しているが、彼が描くのは電車やチューリップの絵ばかり。人間が1枚も描かれていないスケッチブックに彼の孤独を見たぼくは…。閉ざされた少年の心にそっとわけいり、いきいきとした感情を引き出すまでを緻密に描いた芥川賞受賞作「裸の王様」ほか3編。世間を真摯なまなざしで切り取った、行動する作家・開高健の初期傑作集。

著者等紹介

開高健[カイコウタケシ]
1930年大阪府生まれ。53年大阪市立大学卒業。寿屋(現・サントリー)宣伝部に勤務していた57年、「新日本文学」に「パニック」を発表し、一躍注目を集める。同年発表した「裸の王様」で、翌年1月に第38回芥川賞を受賞。64年には、朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナムへ赴き、『輝ける闇』(68年、毎日出版文化賞受賞作)を発表。79年「玉、砕ける」で川端康成文学賞、87年『耳の物語』(全2冊)で日本文学大賞を受賞。ノンフィクション、釣りや食のエッセイなども多数。89年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

78
「裸の王様」と「パニック」は心理的駆け引きが印象的でした。「なまけもの」は特になし。「流亡記」はただただ圧巻!会話なし、ページ一面文字がびっしり!!!2016/02/02

ehirano1

77
「流亡記」のページ一面が文字はでぎっしり埋まってます。そういえば著書が以前、”本は、読む前まえに、見るものである・・活字の字母が一箇ずつブラシですみずみまで磨きぬいてあるような、そういう字ばかり植えこんであるような印象が一瞬、眼にとびこんでくるようだと、これはまずまずイケルと判断してよろしい。・・・(白いページII、p46)”と言及していたことを思い出しました。ひょっとしてこの「流亡記」はこういったことを自著によって読者に体験してもらいたかったのかな?もしそうであれば大変ありがたいこと。2016/02/08

NAO

55
「流亡記」のみ。開高健は、常々、集団行為というものは徒労に過ぎない、ということを語っている。そして、その際たるものとして、秦の時代の万里の長城造営を描く。広い砂漠を自由に駆け抜ける匈奴に対して、長城はどれほどの効果があるのか。長城を造り上げるための莫大な人々の労力は、徒労でしかないのではないか。長城を築きながら、このエネルギーがやがていつの日か叛乱に変ることを確信している語り手である「私」の目は、開高健の冷めた眼差しである。 2024/09/08

ykmmr (^_^)

34
開高初読。石原・村上(両方)・大江・開高と、同世代・同時代・同タイプの作家の作品を読もうと思ったが、早く亡くなっているのもあり、開高は、自分にはあまり印象がなく、正直『裸の王様』位しか分からなかった。その『裸の王様』だが、この題名とストーリーの印象が読む前に合致しなかったが、絵を基にした小説との事で、疑問点が解決した。閉じこもる子供に、先生が色んなアプローチをかける。凄く単純で当たり前の事だが、時系列がしっかりしていて、双方の心情が丁寧に綴られている。2021/08/20

うずら

17
先日、兵馬俑展を見に行ってそのスケールに驚き!人々の暮らしぶりが知りたくなった。初 開高健さんにもかかわらず、芥川賞受賞作 裸の王様は読まず、流亡記のみ読む。硬くて小難しい、小説らしい小説 さくっと気軽になんて読めない。臭いの描写が気持ちが悪くなるくらいなまなましい。残忍で苛烈な歴史を改めて知って驚愕。2015/11/11

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