内容説明
無口で神経質そうな少年・太郎が、ぼくの画塾へと連れられてきた。太郎の父は画材会社を経営しているが、彼が描くのは電車やチューリップの絵ばかり。人間が1枚も描かれていないスケッチブックに彼の孤独を見たぼくは…。閉ざされた少年の心にそっとわけいり、いきいきとした感情を引き出すまでを緻密に描いた芥川賞受賞作「裸の王様」ほか3編。世間を真摯なまなざしで切り取った、行動する作家・開高健の初期傑作集。
著者等紹介
開高健[カイコウタケシ]
1930年大阪府生まれ。53年大阪市立大学卒業。寿屋(現・サントリー)宣伝部に勤務していた57年、「新日本文学」に「パニック」を発表し、一躍注目を集める。同年発表した「裸の王様」で、翌年1月に第38回芥川賞を受賞。64年には、朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナムへ赴き、『輝ける闇』(68年、毎日出版文化賞受賞作)を発表。79年「玉、砕ける」で川端康成文学賞、87年『耳の物語』(全2冊)で日本文学大賞を受賞。ノンフィクション、釣りや食のエッセイなども多数。89年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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