角川文庫<br> 神と野獣の日 (改版)

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角川文庫
神と野獣の日 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041227626
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「重大事態発生です」―ある早春の午後、官邸の総理大臣にかかってきた、防衛省統幕議長からの緊急電話が伝えた。Z国から東京に向かって誤射された、5メガトンの核弾頭ミサイル5基。1発で、東京から半径12キロ以内が全滅するという。空中爆破も迎撃も不可能。ミサイルの到着は、あと…43分。ラジオ・テレビの臨時ニュースによって、真相が全日本国民に知らされた!SF的小説に初めて挑戦した松本清張の隠れた名作。

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年福岡県に生まれる。53年、『或る「小倉日記」伝』で、芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退社し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。92年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

37
約60年前に書かれたとは思えない臨場感がありました。特に人間の弱さについてはリアリティがあるように感じました。2023/07/20

sayan

36
Z国から核弾頭ミサイルが誤射され、東京都心半径12kmが全滅するまで残り43分、そんな設定はドラマ24を彷彿させる。初刊は1973年、つまり47年前の作品だから、核をめぐる「キューバ危機」のパロディかと思った。しかし全く様相が異なる。本書で描かれる人々の心理模様は、あまりにも今の緊急事態宣言下にいる社会に通じる。本書で直面する倫理・人権問題は今も同じように問われる。今朝(5月22日)のNHKでも取り上げた内容だ。松本清張の作品で「神々の乱心」等、タイトルに「神」が入る作品は独特の緊張感があり非常に面白い。2020/04/05

gtn

22
もうすぐ、首都圏の人類が滅亡する。それを知らされた時、人間は、あらゆる道徳的束縛を解き放ち、宗教も哲学も芸術も無に帰し、動物に戻ると著者は想像。私はそうなるという告白ともいえる。宗教の力を過小評価しているきらいがあるが、誰人も未体験なので、本小説どおりになるかも。なお、執筆当時の首相は池田勇人であり、錯乱する某首相は、彼をモチーフにしたと思われる。彼も不況下、切羽詰まったのかもしれないが「貧乏人は麦を食え」と発言した男。2024/05/25

rokoroko

21
東京に核が誤射されてパニックになる話。近未来SF。今この時にもありえそうな話。松本清張のSF。本当に起こったらどうなるかしら。私はどう行動するかな?多分食料品の地下貯蔵庫に逃げるかしら・・どうだろうか。ううん2023/01/30

Tui

21
松本清張、こんなのも書いてたのか。核ミサイルが飛来する43分前の東京が舞台のSFパニック小説、って筒井康隆の本かと思った(読んでる最中も)。社会が、理性が、抑制が、あっという間に瓦解する。人生の残り時間があと1時間もないと突然知ったら。しかもその理由が友好国から誤射された核ミサイルという、なんともやるせないものだったら。そんな喫緊の事態において、人はなにを思いどう行動するか。置かれた立場や環境による違い、そしていわゆる群衆心理など、パニック下を想定した清張版・思考実験の作品であります。2016/02/24

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