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出版社内容情報
長らく続く人間との戦争に和平をもたらすべく、魔族の大会議・忽鄰塔（クリルタイ）を招集した魔王。各氏族の思惑を調整するための交渉と工作の末、光明が差したかに思えたその時、思いもよらぬ事態が――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H29リオのカーニバル
40
魔界の総部族が集合するクリルタイ。各部族に加え、地上から潜入した執事の動向、新部族の誕生。様々なバックグラウンドと主張を持った者たちの駆け引きがたった1巻の中に圧縮されているところに作者の構成力と画力の凄さを感じさせられますね。文章のみでは場面場面の切り替えについていけないかも。でも、国すらかけてゲームをする青年商人が火竜公女に完全に籠絡されちゃってますねｗ 火竜公女が青年商人との間に築いたものこそ、損得で割り切れない何かなのかもしれませんね。2014/05/18
exsoy
34
意見をまとめるというのは難しいものです。そう考えると戦争ってすごいね。2013/10/16
こも 零細企業営業
20
大氏族会議。魔王解任が要求される。それぞれの部族の事情により魔王解任が成りそうになったが、、衛門族の族長が乱入してきて現魔王を支持して解任案は棄却。空気が弛緩した瞬間に魔王の胸に矢が刺さる。 2020/06/05
河瀬瑞穂＠トマト教司祭枢機卿＠MMM団団長
15
魔族の最高意思決定会議「忽鄰塔」の開催。ここから大きくうねりながら魔界が、そして世界が変わり始めます。変わっていく様はファンタジーでありながら至極現実的。巻末の「光の精霊様」のつぶやきが印象的かつ象徴的。最後まで描き切って欲しいコミックです。2013/09/02
あなほりふくろう
15
忽鄰塔開催。派手なシーンはないけど魔界の今後を決定する大事な局面、各氏族の感情や利害など含めて非常に興味深いところである。各氏族の思惑を垣間見る中、蒼魔族が「典範」を盾に叛意を表す。これまでも好き勝手してきたし弾劾失敗したところで大人しく退かないだろなと思ったところで続く。ていうかこれ以上ないくらい、とんでもないところでぶった切ったｗ 並み居る八大氏族の頭領達を前に、東の砦将は堂々としたもの。堂々といえば火竜大公を前の青年商人も中々だけど、これで公女とは大公公認の仲ってことでいいのかな、商人さん？2013/08/24
