Ｋａｄｏｋａｗａ Ｃｏｍｉｃｓ Ａ まおゆう魔王勇者 〈第２巻〉 - 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る！」

石田あきら/橙乃ままれ

角川書店（2011/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 184p／高さ 19cm
• 商品コード 9784041200544
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

魔王ｖｓ青年商人、勇者ｖｓ青年商人！

人間と魔族の戦いに終焉を――。その想いで手をとりあった魔王と勇者。その道は決して平坦ではない。それでも彼らは歩みを止めることはないのだった。ネットを沸かせた異色ファンタジー第２巻登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

二巻目にして学習漫画的展開から脱し、キャラ達が立ち上がりはじめドラマの深みが出始めた。いよいよ壮大な群像劇に、と言いたいところだがそうなる前に以下次巻とあいなった。原作の情報量はかなり削られてはいるが画力が補って余りある。また部分的に漫画ならではの表現で原作越えしているのが頼もしい。十分にこの物語の芯はモノにしているのではないか。しかしこのペースではラストまで何巻必要か余計な心配もしてしまう。また他のバージョンの漫画版がどのようなアプローチをしているか気になるがとりあえず原作書籍版を読みきるのが先かな。

2012/02/02

[H29リオのカーニバル]

この巻の見どころは、魔王の人間界での青年商人との駆け引きの攻防と、勇者の魔界での火竜大公との攻防の対比でしょうか。魔王と青年商人との駆け引きシーンは特に見もので、薄氷を踏むような緊張感が素晴らしいです。で、結果は両方ともラブコメ方面に流れるところが面白いのですが、原作者のポリシーが表れているところですね。小説版のインタビューで述べられていた仕事一辺倒だった原作者の先輩が挫折してしまった辛い経験は、きっと大きなものだったのでしょうね。

2013/08/24

[exsoy]

村が発展して暮らしぶりが上向く。この途上を見るのが楽しいな。

2013/10/12

[こも 零細企業営業]

魔王の配下として魔界で跳ね返り者を討伐している勇者。魔王は人間界の商人に常に水平に保てる羅針盤と、人間界中部の荒地に適したトウモロコシを渡す。戦場では人間界で魔王軍に占領されている島の奪還をするが、1回目は4カ国連合で島にたどり着く前に敗北。2度目は国王を亡くし、王位を継いだばかりの冬寂王が将軍に女騎士を招聘酷いして島の奪還を目指す。でもそのための戦略物資が足りないかったが、魔王がそれを渡していざ突撃って処で終わり。

2020/06/03

[河瀬瑞穂＠トマト教司祭枢機卿＠MMM団団長]

まおー様が美人さん。原作の雰囲気を殺さず、むしろ豊かに膨らませている感じ。間に挟まれる解説も良くまとまっていますし、息抜き的な1ページコミックも可愛い。私はこのシリーズでとりあえずコミック版は追いかけてみようと思います。

2013/01/07