少女Aが消えたとき

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少女Aが消えたとき

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041173534
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

千葉県美浜市のスーパーマーケット駐車場から、十四歳の少女が行方不明になった。誘拐・連れ去りの恐れから情報封鎖が実施されるが、報日新聞の記者「事件持ち」こと永尾は、ある手がかりを基に少女が姿を消したことをつかむ。県警幹部との取引で誘拐の報道をしないと約束する永尾。だが、この事件の報道を巡り支局内でトラブルが巻き起こる。一方、県警は同時刻に駐車場にいた前科のある人物を誘拐の容疑者として絞り、捜査を進めるが、県警捜査一課の刑事・津崎はその見立てにかすかな違和感を感じていた。少女が消えた理由とは? 警察と報道の存在意義とは? 事件を追う執念とあまりに切ない真相が心を飲み込む、一気読み必至の社会派ミステリ。


【目次】

内容説明

千葉市美浜区で、十四歳の少女、北川真澄が姿を消した。千葉県警の刑事・津崎が手に入れた防犯カメラの映像から、真澄失踪の現場と、そこにいた不審な車が特定される。一方、報日新聞千葉支局の若手記者・永尾は、捜査中の津崎を目にしたことをきっかけに、いち早く少女失踪の事実をつかむ。県警と報日新聞との間で事件の情報をめぐる駆け引きが繰り広げられる中、容疑者に関する報道が、双方を大きく揺るがす事態を巻き起こしてしまう。少女はどこに消えたのか。あまりに意外な真相とは。葛藤しながらも理想を捨てず、真実を追う刑事と記者を描く、唯一無二の警察小説。

著者等紹介

伊兼源太郎[イガネゲンタロウ]
1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

149
まだ思春期の少女が消えた事件を巡り、刑事や記者や巻き込まれた人びとの思いが交錯する。それぞれ難しい仕事や立場から、否応なく自らの来し方や将来について考えざるを得なくなり、忘れたかった罪と向き合ったり人生が大きく暗転する者も出てくる。犯罪とは被害者と加害者のみの問題ではなく、関係者すべての心に深い傷を残すのだと訴えてくる。やや淡々と進んでドラマ性に乏しいが、実際にありそうなリアルさがにじむ。日本では警察に届けがあっただけでも毎年8万人超が失踪しており、これだけの数の波紋が巻き起こっているのかと思ってしまう。2026/05/09

いつでも母さん

138
期待の伊兼さんの新作。失踪した14歳の少女・北川真澄はどこへ?誘拐事件なのか?関わった人間は10年前に14歳の一人娘を離岸流に巻き込まれ失くしている小林夫婦に、その時一緒にいた友人の島本香奈。事件を追うのは10年前も捜査に加わっていた津崎刑事。そして報道するのは新聞記者の永尾。新聞社内の上下・左右の人間模様と記者の矜持や、警察の捜査と読み、真澄の家庭環境に、小林の妻の若年性認知症とてんこ盛りだ。グイグイ読み進み願ったラストにホッとして読了した。2026/05/18

starbro

130
伊兼 源太郎、初読です。 本書は、警察と報道の交差を描く社会派ミステリでした。 我々の世代で、少女Aと言えば、中森明菜です。 このレビューは、「少女A」を聴きながら書きました♪ https://www.youtube.com/watch?v=pNNn0izjwDI https://www.kadokawa.co.jp/product/322512001928/2026/06/26

しんたろー

111
『事件持ち』から6年ぶり第2弾…新聞記者・永尾と刑事・津崎の主役は変わらず、中学生少女が消えた謎を追う物語。 二人がドライで現代的な後輩との価値観の違いを描きつつ、愚直ながらも真摯に取材・捜査をする姿が前作より成長しているのが嬉しい。昨今何かと話題のAIによる簡略化などの考察も交えながら、社会や仕事の在り方を色々と考えさせる。少女側の事情が切なく、娘を持つ父親として共感する事しきりで「ハッピーエンドになって欲しい!」と思っていたので、終盤の展開に大いに惹き込まれた。二重の意味があるタイトルも洒落ている👍2026/06/10

ゆみねこ

73
事件持ちの続編、しかし前作をすっかり忘れていた。報日新聞の若手記者・永尾と千葉県警の津崎刑事。大型スーパーの駐車場から女子中学生が失踪した。津崎刑事の動きから事件を察知した永尾、後輩の猪原の暴走。なぜ少女は失踪したのか?とても面白く一気に読んだ。2026/06/05

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