角川文庫<br> 愛より出でて怪より呪わし

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角川文庫
愛より出でて怪より呪わし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041173480
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

霊能者として悪霊や呪いに襲われている人たちを助けているんですが、そういうのって大体手遅れなんですよね。
呪いって、受けた時点で人間関係って終わってるようなものですし。
しかし、助けます。それがあたし――「小泉心霊相談所」の使命ですので。
でも、まあ……正直、あたしよりも弁護士とかカウンセラーに相談したほうが良くないですか?
いや、あたしは良いんですけどね。別に――。
     *

     *

     *
一家心中の噂がある廃民家で肝試しをした芳一は、霊によって廃屋に閉じ込められ、命からがら逃げるもついてきた霊に取り憑かれてしまう。
怯える芳一の前に現れたのは、金髪金瞳・隻腕で独特の感性を持つ女性霊能者・小泉と、その助手の黒髪の美少年・八雲だった。
小泉は、除霊のために芳一を真っ暗な小屋に入れ、「誰に何をされても扉を開けてはいけない」と命じるが……。

弟を交通事故で死なせた後、自分の顔のパーツが見えなくなってしまった男。
顔だけは良いが、根っからのクズな動画配信者の男が腹に孕んだモノ。
一年中狂い咲きを続ける美しい桜の木に隠された秘密。
撮った者が次々と死んでいく、ある心霊写真の真相……。

それぞれの怪異や呪いの陰には、ある存在が――?

これは、愛していたのに、もう呪いしか残っていない人たちの話。
そしてそれに対峙する、一風変わった霊能者師弟の記録。


【目次】

芳一の耳に
のっぺらぼう
力ばか
十六桜
ろくろ首
貞のはなし

内容説明

一家心中の噂がある家で肝試しをした中学生の芳一は、閉じ込められ命からがら逃げ出すも、霊につきまとわれてしまう。怯える芳一の前に現れたのは、金眼隻腕で尊大な態度の霊能者・小泉と、その弟子で助手の少年・八雲だった。小泉は芳一を小屋に入れ、誰に何をされても目と扉を開けないように命じるが…。(「芳一の耳に」)のっぺらぼう、力ばか、十六桜、ろくろ首―小泉と八雲が追う呪いや怪異の陰にあるものとは。

著者等紹介

春海水亭[ハルミスイテイ]
2021年にWeb小説サイト「カクヨム」に投稿した「尺八様」ではてなインターネット文学賞カクヨム賞、23年「キリコを持って墓参りに」でカクヨム「ご当地怪談」読者人気賞、25年「耳元で囁くもの」でカクヨムコンテスト10【短編】カクヨムネクスト賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

冬野

8
初読み作者さん。確定バッドエンドの現代の怪談集。人が誰かを想う、その心理に怪はするりと忍び込む。ろくでもない人間の書き方が巧く、共感したくないのに少し理解できてしまう、という絶妙な塩梅。「のっぺらぼう」「力ばか」「十六桜」が好き。どの話も小泉八雲の『怪談』を現代風にアレンジしていて興味深かったが、終盤はバトルものの少年漫画のようだったので、オマージュ元みたいに後を引く余韻とか情感が欲しかったかな。客観的にはバッドエンドだとしても、当人にとってはハッピーエンド。そういうの、現実でもあるのだろう。星:4/52026/05/17

しゅがー

4
比較的序盤は読みやすい本だな。と思っていたけどろくろ首くらいからちょっと毛色が変わり読みにくさが出てきた。ストーリー自体は面白かったけど最後の終わりの含め自分にはいまいち合わなかった。2026/04/25

サンライズ

1
怖くないし、キャラ物として魅力的な気もせず、終始ピンとこなかった。2026/06/04

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