出版社内容情報
緑豊かな丘の上に建つ洋食屋オリオン。小さな庭にはハーブと自家製野菜が生き生きと葉を茂らせ、看板猫の黒猫ネロがお出迎え。オーナー兼シェフは28歳のくるみ。病気になってしまった祖母から、この店を受け継ぎ、家族の味を守りながら、皆の居場所を作ろうと、はりきって切り盛りしている。そんなお店にやってくる常連客たちが、悩みながらも自分と向き合い、前を向いて歩いていく姿を描く、心温まる連作短編。結婚して婚約者の実家の宿を継ぐことになった女性が、新しい土地と生活に思いを馳せ、不安とともに食べるかにクリームコロッケ。メンタルの病気で会社を辞めた女性が、ネロと出会ったことをきっかけに、自分の新しい道を見つけていくぶどうのタルト。職場体験にやってきた中学二年生の女の子が、母に感謝を伝えるために一緒に食べるビーフシチュー。新しい一歩を踏み出す人々の姿を描く、全5話。
【目次】
【目次】
開店準備
第一話 おすすめはポテトサラダ
第二話 あの日のコーンクリームコロッケ
第三話 雨上がりのぶどうのタルト
第四話 カツサンドとふたりの足跡
第五話 はれの日のビーフシチュー
閉店時間
内容説明
晴ヶ丘の住人なら誰もが〈洋食屋オリオン〉にお気に入りの一皿がある。いつも変わらない”この味”は、大切な記憶を蘇らせてくれる。実家の弁当屋を手伝う日々に焦りを感じる青年が、原点を思い出すポテトサラダ。マリッジブルーの女性が、幼い頃の約束に勇気をもらうコーンクリームコロッケ。45年営んだ本屋の閉店の日、夫婦で歩んだ軌跡を振り返るカツサンド。積み重ねてきた時間が、歩きだす勇気になる。温もりに満ちた物語。
著者等紹介
沖田円[オキタエン]
愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』で作家デビュー。18年『千年桜の奇跡を、きみに 神様の棲む咲久良町』(「咲久良町シンフォニー」を改題)で、ピュアフル小説大賞金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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