角川文庫<br> 素敵な圧迫

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角川文庫
素敵な圧迫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041172353
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「ぴったりくる隙間」を好む性癖を持った女性が陥る、数奇な運命とは(「素敵な圧迫」)。不良息子から金の無心を受けた親父は、論破系ユーチューバーに教えを請い、舌戦に臨む……(「論リー・チャップリン」)。交番巡査のモルオは、落書き事件の対応に迫られていた。いったい、誰が何の目的で街中に「V」の文字を記したのか(「Vに捧げる行進」)。読者を翻弄する多様な企みに彩られた、『爆弾』著者による挑戦的なミステリ短編集!


【目次】

素敵な圧迫
ミリオンダラー・レイン
論リー・チャップリン
パノラマ・マシン
ダニエル《ハングマン》ジャービスの処刑について
Vに捧げる行進

解 説 杉江松恋

内容説明

「ぴったりくる隙間」を好む性癖を持った女性が陥る、数奇な運命とは(「素敵な圧迫」)。不良息子から金の無心を受けた父親は、論破系ユーチューバーに教えを請い、舌戦に臨む…(「論リー・チャップリン」)。交番巡査のモルオは、落書き事件の対応に追われていた。いったい、誰が何の目的で街中に「V」の文字を記したのか(「Vに捧げる行進」)。読者を翻弄する多様な企みに彩られた、『爆弾』著者による挑戦的なミステリ短編集!

著者等紹介

呉勝浩[ゴカツヒロ]
1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年「道徳の時間」で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年に『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を、20年に『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞を受賞。著書に「このミステリーがすごい!」と「ミステリが読みたい!」で2冠を達成し、映画化もされた『爆弾』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
登場人物たちが抱える異様な心理を突きつけられる。少し変わったどこか危うい6篇の短編集。ぴったりくる隙間を追い求め続けてきた女が男の人生を蝕んでゆく執着。くすぶった人生をひっくり返す計画。週末までに10万円よこさなければ犯罪を犯すと父親を脅す息子。パノラママシンでやりたい放題を繰り返した男たちの結末。プロボクサーが許せなかった男の処刑。商店街に残されたVの落書きと熱に浮かされはじめる人々。様々なきっかけから顕在化してゆく、破滅と隣り合わせの心理にどう向き合うのか。それぞれの結末が鮮烈な印象を残す物語でした。2026/08/27

hiroy

3
呉さんの短編集。いやあレベル高いんじゃね?何かに挟まれたいって感覚、子供の頃あったよ!皆もそうじゃない?あれは抱きしめられたかったのかな?猫が小さいダンボール箱に入りたがるのと同じ?あと息子に脅される与太郎の悲劇。息子の論理が強すぎて草。俺では勝てないw あとコロナ期背景のものが二編ほど。今ごろになって結構コロナ時代の物語を読む機会が増えたけど、あの時期に皆さん結構色んな事を考えて書き留めていたのだなあと。やっぱのんべんだらりと生きてちゃダメだね。どんでん返しってほどでもないけどボクサーのやつはやられた。2026/09/13

たけ

2
★★★★☆ 短編集はあまり好まないが『爆弾』の作家、思わず手に。 ①素敵な圧迫 ②ミリオンダラー・レイン ③論リー・チャップリン ④パノラマ・マシン ⑤ダニエル・《ハングマン》・ジャービスの処刑について ⑥Vに捧げる行進 特に好きなのは③と⑤。 本を買ってからの帰路、ラジオでこの日(9月6日)が星新一の100年目の誕生日だと知った。そのせいだろう、作者がその偉大な先輩を思い切り意識しての短編集だという気がしてならない。そんな趣のある一冊 🌝2026/09/14

小寅

2
以前、本の紹介で気になり読んでみた。今まで、呉勝浩の作品は長編しか読んでなく、そんなに作品も読んでないから何とも言えないけれど、どれも面白い。特に表題作の素敵な圧迫が面白い。こんな面白い話が出来るんだろう。短編なのに最後にまだ読ませるかって。パノラマ・マシンも他の作品も面白かった。満足。 2026/09/13

CEJZ_

2
1P18行。元の本は2023年刊。短編集。前から読んでみたいと思っていた作家。ミステリ短編集という一言から飛躍しているようにも感じる。パラレルワールドというか、〜〜かもしれない世界、倒錯した世界というか。発表された時期的にコロナ禍の日常もある。最後の一編は、アンソロジー『警官の道』という本で読了ずみだった。これも警官の出来事から飛躍というか乖離しているように思った。いろんなバリエーションがあるということがわかったので、今度は長編を読んでみたい。2026/09/03

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