出版社内容情報
長時間勤務、休日返上の部活指導、保護者からのクレーム、無気力な教師・・・・・・現代の学校問題をすべて抱える市立中学で、衆人環視の中、体育教師が変死した。あり得ないほど首が伸びきった異常な遺体と、その後も続く学校関係者の不気味な悶絶死。若手教師の保穂は、赴任間もない理科教師の海老原の言動に怪死との関係を疑うが、調べてみると、なんと、彼が赴任前に勤務していたという学校は・・・・・・存在しなかった。歪んだ教育が生み出す闇を描く、社会派ホラー。
【目次】
前奏/一 桜並木の学び舎に/二 集いし友と語り合う/三 望みは高く心は強く/四 手をたずさえて飛び立とう/五 拓け未来の七岬
内容説明
長時間勤務、休日返上の部活指導、保護者の圧、無気力教師…現代の学校問題をすべて抱える市立中学で、衆人環視の中、体育教師が変死した。あり得ないほど首が伸び切った異常な遺体と、その後も続く学校関係者の不気味な悶絶死。若手教師の保穂は、赴任間もない理科教師・海老原の言動に怪死との関係を疑うが、調べてみると、彼が赴任前に勤務していたという学校は…存在しなかった。歪んだ教育の闇を描く、社会派ホラー。
著者等紹介
三浦晴海[ミウラハルミ]
2021年、小説投稿サイト「カクヨム」で発表した「屍介護」が話題となり、22年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yukaring
74
首が伸び切った異常な遺体。衆人環境で次々と怪死する学校関係者。そして怪異も怖いが教師達のブラック過ぎる労働環境はもっと怖い、教育の闇を抉る学校ホラー。長時間勤務に休日の部活指導、モンスターペアレント。事なかれ主義がはびこる問題だらけの中学校で体育教師が急死する。その後も続く教師や生徒の不可解な変死。そしてこの事件への関与が疑われる謎の教師・海老原の存在。国語教師の保穂は彼の過去を探るが、彼が前に在籍していたと言う学校はずっと昔に廃校になっていた…。歪んだ理想と生々しい現実が生み出す恐怖が鮮烈な1冊だった。2026/02/02
のりすけ
32
中学校の先生方が疲弊していく労働環境に一石を投じようとした意欲は買う。ただ海老原先生のような人がいたらちょっとしんどいのも確か。ホラーとしては弱すぎ。ネクタイが何らかの呪詛の道具かと思ったらちゃうかった。あれは…だったからなのね。とりあえず主人公を好きになれないのはちょっと…。三浦さん面白いテーマを選ぶのにいつも尻すぼみな感があって少し残念。2026/06/12
sayuri🍀
30
私は事なかれ主義が嫌いだ。だからこそ学校の問題に真正面から向き合い改善を訴える香坂教諭と海老原教諭の姿に肩入れしながら読み進めた。長時間勤務や休日返上の部活動指導、クレーム対応など教育現場が抱える問題が描かれるが、波風を立てまいとする教職員の姿に苛立ちが募る。やがて海老原教諭の周囲で次々と起こる不審死。一体この市立中学校で何が起きているのか? ホラーとしての恐怖より歪んだ教育現場が生んだ人間心理の闇に恐ろしさを感じた。掴みどころのなかった海老原教諭の真実が明かされる終盤には、人間の情念の深さに圧倒された。2026/02/20
四弦桜
15
やばい、めちゃくちゃ面白い‼️ 思ってたホラーとは違った。違ったけどぜんっぜん面白かった‼️ クライマックスは熱くなって震えた😆 その後は「え?え?」の連続。 ラスト…どう言う事⁉️ 怖い((((;゜Д゜)))2026/04/22
冬野
13
作者さん四作目。中学校が舞台の社会派ホラー。なかなか面白かった。どれくらい中学校の現状を反映しているかは自分には分からないけれど、内実をかなりリアルに描いていると感じた。理屈に合わない怪現象こそ起こるものの、それより教職員の労働環境が一番ホラーなのでは?と思わされる。用務員さんがいない学校もあるんですね。志が高い先生ほど折れやすいのは悲しい。海老原の事情は早い段階で察せられるが、どんな結末に向かうのか予想できず最後まで楽しめた。生徒がロケット、教師は発射台という作中の例えが印象的だった。星:4/52026/01/16




