出版社内容情報
久永凛音は大学を卒業後、研究者の叔父の手伝いをしに故郷のオーストリアを訪れていた。しかし古城の調査中、凛音が小部屋で魔法陣のようなものを見つけると、突如稲光のような閃光と共に騎士の装備をした青年が現れる。危うく持っていた短剣で斬られそうになるが、怪我をした騎士の傷の手当てするために彼を説得して叔父と共にアレクサンダーと名乗る騎士の面倒を見ることに。彼の話によると、敵襲から逃れるために転移をした際に一緒にいた主と離ればなれになってしまったらしい。主を心配するアレクサンダーのために凛音も主探しに協力をするが――?
【目次】