出版社内容情報
筆者のもとに持ち込まれた、K警察署への告発の記録。
それは非常に奇妙なものであった。
警察官の尾野(仮名)が密かに収集していたのは、K警察署に保管されていた複数の供述調書。そこに記された供述人とのやり取りの内容は、取るに足らないものばかりで作成意図も不明である。
しかしときに、「同僚が一心不乱に壁をカッターで削っている」「黒ずんだ木像から不気味な呼吸音がする」という薄気味悪い調書もあり、さらに“こしえさん”という人物が頻繁に登場するのだ、と尾野は言う。
こしえさんとは一体誰なのか。何をしようとしているのか。
そしてK警察署が隠蔽する恐ろしい事実とは。
【目次】
内容説明
筆者のもとに持ち込まれたのは、ある警察官が熱意を持って集めたK警察署への告発の記録。それは非常に奇妙なものであった。「知らない女性に声をかけられた」「同僚が一心不乱に壁をカッターで削っている」「自宅に知らないおじいさんがいる」「黒ずんだ木像から不気味な呼吸音がする」すべて、K警察署に保管されていた供述調書の内容である。作成意図不明の奇妙な供述調書から次第に明らかになる、ある不可解な事実とは。
著者等紹介
やまだのぼる[ヤマダノボル]
WEBで異例の人気を博した「アルマーク」(MFブックス)シリーズでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
52
オカルトを得意とするフリーライター飯田が畑違いの警察官の内部告発の取材を依頼される。警察官の尾野(仮名)が密かに収集していたのは、意味不明の奇妙なものだった。K警察署に保管されていた作成意図が謎の複数の供述調書と歪められた独自様式の報告書。取材を進めていくうちにぞわぞわ感が増していく。執拗に木片を持って迫りくるこしえさん。とこしえ神社の謂れとは…。ああっだからだんだん近づいてきたのか。どうらどうら、そいでそいで😱ラスト黒幕の思惑にゾッとするモキュメンタリーホラー。2026/06/23
キナコ
23
モキュメンタリーホラー作品。タイトルの通り、ある警察官が警察内部の告発を行う。警察内部で黙認されている、ある地域の不審死。第三者からみたら明らかに不審死なのに自然死とされる理由とは⋯一見ただの不審者情報かと思えば徐々に告発内容へと繋がっていく。小出しの情報とライターの考察のテンポがうまく噛み合っていた。2026/05/08
のりすけ
23
供述書から始まるモキュホラ。警察官とオカルトライターが奇妙な案件にかかわっていくと、謎の木片やらそいでやら不気味ワードが出てくる。展開は読めるが飽きさせないようにいろんな手練手管を使い物語に誘うこのパターンは好き。こしえさんやとこしえ神社やら。花曲は臭くて鼻が曲がるからちゃうん?と予想しながら読んでたら違いました。だってなんか変な臭いする言うてたやん。「どうらどうら、そいでそいで」「そげそげ」2026/04/05
くまちゃん
20
モキュメンタリーホラー。最近流行っていて内容も似たような感じになっていて飽きて来ていた(だったら読まなきゃいいだけいいだけなんだけど)読み始めは期待していなかったのですが半分あたりからしっかりした因習ホラーが入ってきて好みの展開に(*^^*)最後もモキュメンタリーとか意識ぜずに入り込めた。面白かったです!2026/08/13
ハルめめ
17
K警察署に隠された秘密を告発するモキュメンタリー小説。ある集落に隠されたおぞましい秘密が供述調書と共に暴かれていく。ホラー味もしっかりしていてどんどん壊れていく感じが怖かった。面白かった。2026/06/27




