出版社内容情報
織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の合戦の後、松平元康は今川家からの独立を決意する。家康と改名し、人質になっていた妻の瀬名と嫡男竹千代(のちの信康)を今川家から取り戻した彼は、息子を信長の娘と結婚させて織田家と同盟を結ぶ。そして家康は、遂に遠江の攻略を開始する。だが、今川の血を引く妻と、義父信長に憧憬を抱く息子は、家康の思いとは次第に離れていく……。著者渾身の傑作歴史長篇。解説・細谷正充
【目次】
目 次
第一章 急転の日
第二章 違う想い
第三章 嫁取り
第四章 三河の価値
第五章 子離れ
第六章 危難と初陣
第七章 続く戦い
第八章 新旧激突
第九章 若武者の勢い
第十章 跡を継ぐ者
第十一章 跡継ぎ狂奔
第十二章 同盟の罅
最終章
解 説 細 谷正 充



