角川文庫<br> たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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角川文庫
たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041167564
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高校2年生のなずなのクラスメイト・鈴白くんが、突然命を絶った。
彼は明るくて容姿も成績も良い、学校の人気者。
だから、彼に限って自殺なんてありえない……皆そう思っていた。

「彼の悩みに気付いていたら」。後悔が膨れ上がり、
その晩なずなは鈴白くんと一緒に作った思い出の砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠る。
翌朝目覚めたなずなは、なんと1ヶ月前にタイムリープしていた。
笑顔で登校してきた鈴白くんの姿に安堵するなずなだったが、
ひと月後、彼はまた死を選んでしまう。

鈴白くんの死を止めるため、何度もタイムリープを繰り返すなずな。
そんな彼女の行動に、ひとりだけ気づいている男子生徒がいて――。

なずなは残酷な運命を変えられるのか。
何気ない毎日が愛おしくなる、祈りと叫びの青春物語。


【目次】

たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

文庫版あとがき

内容説明

高校2年生のなずなのクラスメイト・鈴白くんが突然命を絶った。容姿端麗、成績優秀―すべてが完璧な彼の悩みとは何だったのか。後悔の中、鈴白くんとの思い出の砂時計に願いを込めて眠ると、なずなは1ヶ月前にタイムリープしていた。しかし鈴白くんはひと月後にまたも死を選んでしまう。彼の死を止めるため何度も時を巻き戻すなずな。そんな彼女の行動に、ひとりだけ気づいている男子生徒がいて―。祈りと叫びの青春物語。

著者等紹介

汐見夏衛[シオミナツエ]
鹿児島県出身。高校国語教師としての経験をもとに、悩みに寄り添う作品を目指して執筆活動を続ける。デビュー作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は若い世代を中心に話題を集め、大ヒットとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ通信

15
#角川文庫夏フェア2026 通学途中で電車が止まってしまったのは人身事故のせいだった。電車に飛び込んだのは高校2年の同級生。周囲から、“顔よし、頭よし、性格よし、運動神経よし”で、“人生勝ち組決定”で彼に限って“自殺なんかする意味いっこもない”と思われていた鈴白くんだった……。長いタイトルで高校生が主人公のループものとくれば、気軽に読めるYA向けのライトノベルだと思うだろう。だけどこれかなりシリアスでなかなか深くて甘くなく、ちっともライトな感覚ではない。結末を含めて、なかなか読みでのある物語だった。2026/06/22

まつどの理系こうし(まりこ)

12
クラスメイトの突然の自殺を阻止しようとするタイムリープもの。文体が軽くて、それが作者の特徴ではなくて主人公の未成熟さから出る青さなら納得できる。好みでは無いけど。タイムリープで結果が大きく変わらないまま物語が閉じるっていうのは、なかなか見ない形なので、拍子抜けもしたけど、これはこれで静かで良いかもと思った。2026/09/24

栗山いなり

8
平凡な女子高生がクラスメイトの自殺を止めるために奮闘する物語。個人的な考えなんだけどレーベルって作家本人や編集と共に作る第三の作家だと思っててこの作品は作者の根本を残しつつそのレーベルの色が濃く出たように感じた作品だった。結末もどこかレーベルらしかったと思ったし2026/09/05

小鳥

5
角川文庫夏フェア。 著者作品は2作品目。 高2のなずな のクラスメイト鈴白くんが自死してしまう。彼の死を止めるために何度も時を戻すタイムリープもの。とても重たい内容だけれど、響いたものがあった。人の心の裡はわからない。 自死をどうしても選んでしまう鈴白くんの気持ちがわかってしまう。あまりにもこの世界は生きづらいことが多すぎる。著者さんの想いが物語を通して感じることができたので、大事に抱えて生きたいと思う。2026/07/13

海(カイ)

3
【角川文庫夏フェア】高校生のとき、数学の先生が自〇で亡くなった。訃報を担任から告げられた時は、号泣した。そして後日詩を書いた。できることなら自〇をしてしまう前に戻って止めたい!そんな内容の詩だった。まさにこの本のタイトルと似ていた!先生にもいろんな思いがあったのかもしれないが、その時の苦しみから逃げてもいいから、生きていてほしかった。高校時代を思い出しつつ……哀しみと、あの時の私とは違う思いも現れ、不思議な感覚で読み終えた。2026/07/21

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