出版社内容情報
末っ子としてぬくぬくと育てられた彼は城へ戻り、王座を奪還することができるのか―‐? お互いの運命を揺り動かす、究極の主従物語!
【目次】
内容説明
大地震で本州が分断された日ノ本。坂東では、異能の力を持つ狩野家が、盟主としてこの地を治めていた。三男・夜隆は兄に頼ってのんきに暮らしていたが、長兄暗殺の疑いをかけられ、次兄によって城を追放される。奴隷船に捕らえられた彼を助けたのは、海賊として人を救う美少年・夢之助。彼と生活する中で、民の苦しみに触れ、世間知らずだった夜隆は盟主としての生き方を考え始める―。お互いの運命を変える、激動の主従物語!
著者等紹介
日崎アユム[ヒザキアユム]
2023年、『蒼き太陽の詩アルヤ王国宮廷物語』でデビュー。25年、「澎湃」(改題改稿、本書)でカクヨムコンテスト10〈カクヨムプロ作家部門〉特別賞を受賞。丹羽夏子名義でも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
50
和風ファンタジー長編。冤罪をかけられて、身分を剝奪され追放された第三王子・狩野夜隆。奴隷船に捕えられた彼は海賊の美少年・夢之助に救われるが…。典型的な貴種流離譚ながら、定番の展開はがっつり押さえておりドラマの振れ幅が大きいので面白く、一気に読む。特に読ませるのはぼんくら王子だった夜隆がすべてを失い海賊になることで、己に向き合い世間を知り、たくましく成長する過程。夢之助との関係性がブロマンスとしても秀逸で、力を合わせてのし上がる様が痛快。どん底からの王都奪還をコンパクトに過不足なく描いて大いに楽しめる一冊。2026/05/08
よっち
25
11の州からなる葦津国の大君・狩野雲隆が突如暗殺されてしまい、陰謀により首謀者とされてしまった末弟・夜隆が、次兄月隆の温情で都から追放され苦難の日々が始まる和風ファンタジー。末弟で自覚もなく甘えて育った優しい青年が思わぬ事態に巻き込まれ、初めて味わう悪意と絶望。無力ゆえに心折られてしまった彼が、何も持たぬ美しい少年と運命的な出会いを果たし、集まった仲間たちと絆を育んでいく展開で、少しずつ現実に向き合いながら苦難を克服していった彼が、帰還して決戦に挑む熱い展開と、その確かな成長がなかなか印象的な物語でした。2026/04/24
ひきにく
4
罪人として島流しされた主人公が様々な困難を乗り越え、自分の道を切り開いていく物語。 仲間と共に戦う場面や、弱者を守る場面など、1つ1つの心理描写が上手で、何も知らなかった主人公が成長していく姿にも納得出来る。何より良かったのが食事のシーン。空腹で絶望的な状況から本当に救われたというのが伝わってきた。 活躍するのはほぼ男性キャラ。サブキャラにも魅力的なエピソードがあり愛着が湧いた。唯一の不満点はラスボスに魅力が無かったこと。序盤は多少良い部分もあった気がするが。嫉妬と暴走でただの三下と成り下がったのは残念。2026/05/15
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