角川文庫<br> 怪物の祈り

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角川文庫
怪物の祈り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041166673
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

牧師である保阪宗佑の娘が暴漢に殺害された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。宗佑は自身の牧師という職業から、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救うために祈ってきたのに、犯人を地獄へ突き落としたい。煩悶する宗佑と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の日が迫るなか、二人の対話が始まる。重厚な人間ドラマの書き手・薬丸岳の新たな到達点。

本書は、2023年4月に小社より刊行された単行本『最後の祈り』を加筆修正のうえ、改題し文庫化したものです。


【目次】

プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
エピローグ

内容説明

牧師である保阪宗佑の娘が暴漢に殺害された。妊娠中の娘を含む4人を惨殺した犯人は反省の色を見せず、言い渡された死刑判決に高笑いした。娘の復讐を誓った宗佑は、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人に接触できないか模索し始める。犯人への憎しみを募らせながらも、牧師としての使命との間で煩悶する宗佑だが、ついに犯人と対面する時が訪れる。死刑執行が迫る中、2人の対話が始まる。(『最後の祈り』を改題)

著者等紹介

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を、17年「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あきら

33
死と向き合うとはどんなことなのか。本当の意味で理解はできていないだろうけど、かなりリアリティがあった。 一気読みでした。 2026/09/09

ぴなもん

22
自分の大切な人を殺めた犯人を、果たして『赦す』ことは可能なのか?そして、本当の意味の罰とは?考えさせられることばかりだ。我が子を殺された聖職者が、死を恐れない殺人者に希望を与えることで復讐を果たそうとするという、想像もつかない設定であった。そして死刑執行の際の命懸けの対話。このシーンは絶対に映画で観てみたい。そして来年映画化されるそうである。石原と宗介、直也、真里を誰が演じるのか、文章だけでもこれだけの衝撃を受けたので、映像ではさらなるインパクトであることを確信する。2026/08/18

紫スカートのおっさん

19
👨✖️1 👩✖️2 👶✖️1 ☠️✖️4 👨‍⚖️✖️☠️ ✝️✖️📚 ✉️✖️👩‍🦳 😢✖️12026/06/29

ぴ〜る

15
加害者、被害者家族だけでなく刑務官や教誨師の心情をここまで考えさせられたのは初めてかもしれない…。自分の家族や大切な人がこんな理不尽に残酷に殺められたら私は絶対に赦せないと思うし同じように自分が手をくだしたいとすら考えるだろうと思う。そんな自分の心のどこかにも怪物が住んでいるのかもしれない。ただ、死刑が執行された後には何が残るんだろう…。保阪がもがき苦しんで出した答えに赦すということの意味を深く深く考えさせられた。すごい1冊だと思う。2026/06/23

ohion

10
娘を殺された牧師がその犯人の教誨師になる。犯人に生きたいと思わせることができるのか。 死刑に立ち合うということが如何に心労となるのか、拘置所職員の目線でも語られる。 主に3人の視点で物語が進むなか、重くのしかかる。「赦す」とはどんな感情なんだろう。ひとと関わり、知ることでそんなに心情が変わるんだと。自分には想像もつかない。ー 映画でどんな改変がされたのかも興味深い。2026/07/09

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