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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041166345
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

俺は場末の道具屋だ。買取りの依頼を受けては、単なる不用品の多さに「クソったれ」と毒づく。ただ、そんな道具のクソの山からも『なにか』は見つかるかもしれない。俺が自分の肥溜めの底で、やっと見つけたあの光のように――。今度は仏像の買取りだ。場所は山間の集落。案外すんなりと話は進んだが、そこで土地の婆さんから「もっと古いのがおる」と聞いた。こいつらより古い仏像? 道具には生まれた理由があり、捨てられず残された理由がある。そいつにはどんな物語が? 婆さんから指定された日にもう一度集落を訪ねる必要がある。


【目次】

三月十二日
三月十三日
三月十四日
三月十五日
三月十九日
三月二十二日
三月二十四日
三月二十五日
三月二十七日
三月三十日
或る日

内容説明

俺は場末の道具屋だ。買取りの依頼を受けては、単なる不用品の多さに「クソったれ」と毒づく。ただ、そんな道具のクソの山からも『なにか』は見つかるかもしれない。俺が自分の肥溜めの底で、やっと見つけたあの光のように―。今度は仏像の買取りだ。場所は山間の集落。案外すんなりと話は進んだが、そこで土地の婆さんから「もっと古いのがおる」と聞いた。こいつらより古い仏像?道具には生まれた理由があり、捨てられず残された理由がある。そいつにはどんな物語が?婆さんから指定された日にもう一度集落を訪ねる必要がある。乱暴で無垢、爽快で重厚。名状し難い読後感が湧き上がる、著者初の長編小説。

著者等紹介

川井俊夫[カワイトシオ]
1976年、横浜生まれ。横浜市立中学卒業。様々な職を経て、現在は関西某所で古道具屋を経営。90年代後半から2000年代にかけて、「スヰス」などのテキストサイトを運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

海の仙人

32
初読みの作家さん。いやークソ面白かった。関西の道具屋さんの赤裸々な商売の現場と仕事人としての矜持、そして語られる破天荒な人生模様。まるで著者の人生そのもののようで痛快でした。山間の老人から引き取った骨董が世界遺産に繋がるとは…。熊野古道ぜひ訪れてみたい。

くさてる

16
神戸で古道具屋を営む「俺」。事故物件に残された不用品をあさり、妻と娘と暮らし、アルコールに溺れた若い頃があり、限界集落の仏像を買い取る。饒舌な語りの中で浮かび上がる「俺」の信条と生き様に夢中になりました。「なんか最近、面白い本が無い……」と思ってる読書好きにこそ読んでもらいたいです。著者のXをフォローしてる人(私もそのひとり)なら承知の内容のようでいて、Xでは表現できない構成、流れになっていて、まさに小説の読み応えがあります。おすすめ。なにか賞を取ってほしい。2026/02/02

オオイ

4
神戸の無学だが良心的 ? な古道具屋の男、良き妻に恵まれなかなか哲学的に生きている。2026/03/10

頭痛い子

3
前作に引き続き、さらっと読めた。二作目で気づいたけど、この道具屋っていうのは…テキヤみたいなもんなのだろうか。まともな人はいないだろうが。いつも金勘定がザル過ぎてすごい。途中、何度か声だして笑った。『やはり不穏で怪しい足の遅いババアだ』『俺の前に現れたのは60代くらいの男が一人だけだった。痩せた青白い顔の男で百姓には見えない。詐欺師か病人か死霊だろう。嫌な予感がする』。今回依頼された過疎地域『谷』での老人たちの出会いが面白い。2026/04/05

jolly

2
骨董うんちくに浪速ハードボイルドを添えて、なにも起こさない。びっくりするくらいなにも起こらない。それともこれは続編ありきの登場人物紹介編なんだろうか。 2026/04/22

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