出版社内容情報
宮中に出現した危険な物の怪「こうげつ」との決着をつけ、光影との夫婦の絆も一層深まる中、梓子の仕える梅壺の女御、改め中宮が出産のために里下がりすることになった。
だが、里下がり先の邸の近くにある、とある邸が毎夜賑やかに宴を行っているという噂が耳に入る。
それは中宮の出産を快く思わない誰かの人為的なものなのか、それとも怪異の仕業なのか。
中宮が無事の出産を迎えられるよう、梓子は再び光影と真偽の確認と怪異対策に奔走することに!
そんな中、一度は消えたと思われた、光影につきまとう黒い靄が復活してしまう。
梓子は今度こそ黒い靄を退けるために、怪異縛りの業を発展させたあることを思いついて……?
怪異縛りの女房と、憑かれ体質の美貌の貴公子。
噂がたえない夫婦の向かう未来とは――?
平安お仕事×あやかし物語、堂々完結!
【目次】
壱話 きりたち
弐話 めいげん
参話 ぬれきぬ
肆話 からはこ
終話 あずさゆみ
内容説明
厳しい闘いの末、妖〈こうげつ〉による内裏の危機を退けた梓子。その疲労もようやく癒えた頃、中宮の出産のため、左大臣邸への里下がりに付き従うことに。だが邸の内外で怪異の影がちらつき、梓子はここでも右近少将・光影と事態の収拾に奔走する。そんな中、光影につきまとう怪異の黒い靄が復活してしまう。母から継いだ怪異縛りの御業の真実を知った梓子は、ある事を思いつき…?平安お仕事×あやかし物語、感動の完結巻!
著者等紹介
天城智尋[アマギチヒロ]
東京都生まれ。2019年、『後宮の花は偽りをまとう』でデビュー。同作から始まる「後宮の花」シリーズが好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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