出版社内容情報
「お願い。私が間違っているのなら、今ここで宮嶺が止めて。」
僕の恋人、寄河景──誰もが憧れる完璧なカリスマ少女。
だが彼女は、自ら手を下さず150人以上を自殺に追い込む自殺教唆ゲーム、『青い蝶』の主催者だった。
唯一その秘密を知る幼馴染みの宮嶺は、小学生の頃に“ヒーローになる”と誓った約束に導かれ、彼女を守ろうと決意する。
僕は何度も想像した。
もし彼女の才能が正しい方向に使われていたら──と。
しかし、景の闇は深く、その背後にはふたりの過去と因果が絡み合っていた。
モラルと愛情の間で揺れる心が、やがて誰も予想できない結末を引き寄せていく──。
【目次】
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- 和書
- 米澤屋書店