出版社内容情報
当代随一の巫術師・董月季(とうげっき)に下された勅命。
それは地方の廟で起きている異変の調査に行くことだった。
許婚の封霊耀(ほうれいよう)と巫術師見習いの渓(けい)らと共に、
月季は白介山の麓の繁華街へと向かう。
そこでは行方不明者が急増しており、村の古い廟との関連が疑われた。
早速街中で調査を始めた月季は、黄舟(こうしゅう)というごろつきの幽鬼と出会う。
彼は洞窟のような場所で「食われた」と訴え……。
花に抱かれた村の暗い秘密とは。
中華退魔ファンタジー第3弾!
【目次】
第一章 退廃の街
第二章 鬼卜師
第三章 朋友
第四章 星を抱く
番外編 魔笛