出版社内容情報
朝廷第一の実力者・藤原不比等の娘として生まれた安宿媛は、平城京を走りまわるお転婆な女の子だった。汝は、この世を照らす光明となれ――。長じて「光明子」の名を与えられると、この世を鎮め、平穏をもたらす決意をする。だが立太子の式が行われる日、皇子の寝所から呪詛のための蠱毒の壺が見つかり、平城宮は大混乱に陥る。そこには、権勢を求める貴族たちの陰謀が隠されていた。日本の黎明を描く、葉室麟渾身の歴史長編
【目次】
緑陰の章
若草の章
瑠璃の章
月輪の章
白虹の章
玉座の章
炎舞の章
悲愁の章
天門の章
星辰の章
解説 澤田瞳子
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- 和書
- アジア海道紀行 文春文庫
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- 和書
- 殺意の漂流 ハルキ文庫