出版社内容情報
ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能(ギフト)がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。
【目次】
箱のなかの王国
物語の断片1 吸血鬼の旅立ち
スズとギンタの銀時計
物語の断片2 静物平原
短時間接着剤
物語の断片3 海田才一郎の朝
洞察者
物語の断片4 ファンレター
ナチュラロイド
円環の夜叉
物語の断片5 最果てから未知へ
解説 斉藤壮馬
内容説明
孤独に生きる吸血鬼ルルフェルの前に、ある夜、エカゲと名乗る女が現れる。彼女はニホンという国がある異界からの来訪者で、無数の箱のように存在する、別世界への旅を夢見ていた。エカゲの死後、彼女の遺志を継いだ孫のミライは、ルルフェルを連れて旅に出る。時空を超える旅で彼らは、時を跳ぶ時計や自我を持つロボット、不死の妙薬など、不思議な道具と出会い…。異なる6つの世界の物語がひとつに繋がる一大幻想奇譚!
著者等紹介
恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補となる。続く『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補と、文学界での話題を集めている。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



