出版社内容情報
新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。
角川ホラー文庫編集部は、著者のある目的のため、本作の書籍化を決定しました。
※本作は、note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作です。
内容説明
ある新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。ホラー小説を手がける某編集部は、著者の目的のため、書籍化を決定した。北九州に現存する一軒家で起きた凄惨な事件。その家で増え続ける行方不明者と、奇妙な怪談に関する取材記録の数々。応募原稿には1枚の家族写真が添付されていた―これらは、完璧な家族とその実例を通して、理想の家族のあり方を教えてくれるものです!わたしもあなたも、完璧な家族、作れます。note主催創作大賞2024角川ホラー文庫賞受賞。
著者等紹介
藍上央理[アイウエオウリ]
福岡県出身。「完璧な家族 首縊りの家」でnote主催創作大賞2024角川ホラー文庫賞を受賞。同作を改題・改稿した本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
220
夜中に読んどるんやが、怖い。これは怖い。北九州にある廃屋で次々起こる怪異現象。モキュメンタリーっちゅうんですか、この手の物語形式。うまい事出来とんなあ。思わず引き込まれてまうやん。怖いから止めたいのに読んでまうやん。ああ、最後まで読んでもうたやん。そして最後の…うひゃあ!俺は慌てて本を閉じましたがな。猛烈に尿意を感じておるんやがトイレにも行けかれへん…怖い…頑張る…これ絶対今晩夢にみるやつやん…2026/07/12
のりすけ
84
モキュホラ小説。最近食傷気味のモキュホラ系列の中でもかなり上手く作られてると思う。インタビューも子供の手記?も「え、そっち?ええええええ?」みたいな落としどころがあり一気読みしてしまった。考えオチの怖さが私は好きなので、この作品はそういうのも含めて良い。脅されて曰く付きの空き家に入る小学生…ここで『貞子VS伽椰子』を思浮かべた方は、それなりにホラー通でござる。2025/12/29
タイ子
84
何を書けばいいのか・・・。完璧な家族を作るためには宍戸邸にお邪魔しなければいけない。その宍戸邸とは?いやぁ、気持ちわるー。北九州市にある一軒の廃墟、虎ロープを張って進入禁止。そこに入った俺は見てしまう、気絶した。そして21年後に語る宍戸邸の話。俺は今認知症の母の介護と亡き妻の忘れ形見息子の世話でいっぱい、いっぱいの毎日。母と息子は夜になれば廃墟に行きたがる。そして、廃墟の住人が語る家族だった頃の話。何が現か幻か…。最後に一葉の写真がある、完璧な家族とはこれなのか。うぅーっ、背中が寒い。。。2025/06/03
yukaring
78
北九州の某所にある宍戸邸。この家で起こった凄惨な事件を取り上げた小説が編集部に送られて来る。編集部はある目的のため、その小説を書籍化するのだがその目的とは…。その家で増え続ける行方不明者と怪事件に関する取材の記録。読めば読むほど世界が歪むような気持ち悪さに嫌悪感を隠せない。証言や手記に綴られる異様な物語と不気味としか言いようのない家族写真。点と点がつながりより恐怖が増していくのだが「完璧な家族」とは何なのか?過去に起こった事件の真実とは?一旦訪れるともう日常には戻れない、最恐最悪の家ホラーの登場。2025/06/08
眠る山猫屋
67
思ってたのとは違ってた。北九州で家族の事件・・・ではなく、因習に根ざした“家”の怖い話。作家志望の女性が、とある“家”にまつわる幾つもの事件を取材していく形式。メインは幼少期や青年期にこの家で怖い目にあった鷹村翔太という人物へのインタビュー。そしてこの家で二度の凄惨な事件の当事者となった故人の日記。“この家”に呼ばれている鷹村の現在、凶行に巻き込まれ、そして犯人となった宍戸篤の過去来歴。二つの時系列が重なり合った時、何が待ち受けているのか。インタビュアーにも仕掛けがあるとは思ったが、こう結いつけるのか。2026/07/23




