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出版社内容情報
"君の前では、欲望すべてが暴かれる"
目つきの悪さから被写体に逃げられてばかりの売れない青年画家・剣山は、道端で倒れていた英恵と名乗る美しい人を拾う。英恵は女装した男子であり、剣山の目を怖がらない〈理想の被写体〉であった――。
売れない画家×妖艶な女装男子の恋と芸術の日々を描く、大正浪漫恋愛譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
5
画家青年と女装男子による赤裸なる大正浪漫作品。生来の容貌でモデルに逃げられ続けていた青年がある夜に拾ったのは……この人を描きたい、画家として当然の「画慾」に突き動かされ、やがて……。期間限定の同居かと思いきや時代らしく「挿絵の締め切り」で編集者とのやりとりが発生する事で、新たな道が拓けていく。云わば運命の夜で関係が逆転して描かれることで、進むべき道が交わる。英恵の目的は「絵に描かれる事で為される復讐」とも言えるが、「自分磨き」こそたつきの道という変奏でもあるのだろう。英恵さんのご無沙汰顔で理解らせられる。2025/05/19
ナセル
3
表紙と帯だけ見たイメージだと男の娘に色んな意味で翻弄される画家の話と思ってました(概ね合ってましたが)2025/05/15