寿ぐ嫁首―怪民研に於ける記録と推理

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寿ぐ嫁首―怪民研に於ける記録と推理

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041160787
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大学生の瞳星愛は、友人の皿来唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。「山神様のお告げ」で決まったというこの婚姻は、「嫁首様」なる皿来家の屋敷神の祟りを避けるため、その結婚相手から儀礼に至るまで、何もかもが風変りな趣向が施されていた。婚礼の夜、花嫁行列に加わった愛は、行列の後ろをついてくる花嫁姿のような怪しい人影を目撃する。そして披露宴を迎えようというその矢先、嫁首様を祀る巨大迷路の如き「迷宮社」の中で、奇怪な死体が発見された――。作家であり民俗学研究者、そして名探偵としても知られる刀城言耶の怪異民俗学研究室、通称「怪民研」に出入りし、言耶の助手にして素人探偵の天弓馬人と共に数々の怪異譚の謎に挑んできた愛は、皿来家分家の四郎と共に事件の謎解きに挑むことになるのだが……。


【目次】

内容説明

友人である皿来唄子の婚礼に参加した大学生の瞳星愛は「お告げで婚姻相手が決まる」「花嫁の身代わりを立てる」といった風変わりな習わしの数々に驚かされる。皿来家では「嫁首様」なる屋敷神の祟りを避けるため、儀礼に様々な呪いを施しているというのだ。そして婚礼の最中、嫁首様を祀る「迷宮社」の中で、首の捩れた奇っ怪な死体が発見される。怪異の仕業か、巧妙な見立て殺人か。名探偵として知られる作家・刀城言耶の怪異民俗学研究室(通称「怪民研」)に出入りしていた愛は、言耶の助手の天弓馬人の力も借り、謎解きに挑むのだが…。巻末に三津田信三著作リストを特別収録。

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

177
三津田 信三は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。刀城言耶シリーズを読み続けています。本書は、横溝正史「悪魔の手毬唄」のオマージュ⇒似非進化論殺人事件⇒副葬品殺人事件⇒???でした。「嫁首」と言う言葉と表紙イラストが、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。「嫁首」が千切れて飛んだり、伸びたりしたら、もっと怖かったかも知れません。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322411001465/2025/08/20

ちょろこ

107
最後まで楽しかった一冊。怪民研シリーズ長編。瞳星愛が友人の婚礼儀式での付き添い嫁を務めることから始まるストーリー。旧家、因習、婚姻儀式、殺人事件、そしてホラーとぎゅうぎゅうに詰め込まれた魅力的要素にぎゅっと心掴まれずにはいられない。"嫁首様"を欺く花嫁行列の仄かな緊張感と不気味さは絶品。"首"と"巳"の懐かしいリンク、天井のない密室の謎、唄の意味、得体の知れない恐怖にはずるずると時を忘れるほど引きずられっぱなし。真相までの二転三転といい最後の最後といい、はぁ…楽しかった。やっぱり民俗学ホラーはこれに限る。2025/09/19

yukaring

61
「祝宴の夜、嫁首様がやって来る…」やっぱり三津田さんの民俗学×ホラーミステリは面白い。ある地方の名家に伝わる婚姻儀礼。「嫁首様」なる屋敷神の祟りを避けるためのまじないのひとつ、花嫁行列に参加することになった瞳星愛。大学の友人唄子の結婚の付き添いなのだがその途中に奇妙な視線を感じて…。「嫁首様」を祀る迷宮社で見つかる首が捻れた死体、天井のない密室の謎。刀城言耶が出てこないのは寂しいが助手である天弓馬人が言耶ばりの推理力で謎に挑む。媛首村の秘守家や奥戸の六地蔵など過去の事件も出てきて読者としては思わずニヤリ。2025/09/01

sin

54
これは刀城の登場しない刀城言耶シリーズだ。事件に巻き込まれるのはあの若き日の瞳星愛だ、彼女の遭遇する怪しげな出来事はやがて当主の怪死に至り、彼女は不可思議な体験を繰り返し怪異の下地を積み重ねていき、次期当主の謎の死に至るのだが、この間探偵役の刀城の助手天弓馬人が姿を現すことはない。しかし最後に現れる馬人に依って愛の語る怪異は事件の中から割愛されてしまい殺人と事件の真相のみが一応の合理的解釈で解き明かされてしまう。終章での卓袱台返し的な怪異の仄めかしでは謎解きで放置してしまった恐怖は取り戻せないと感じた。2025/07/04

オフィーリア

53
婚礼の儀式に見え隠れする怪異、首のねじれた変死体、見立ての童歌、これぞ論理と怪異の狭間を歩む三津田信三の真骨頂。二転三転するいつもの推理を経て辿り着く終末が全てを掻っ攫う。概ね刀城言耶シリーズなんだけど、だからこそ安定して面白い。2025/08/01

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