出版社内容情報
大学生の瞳星愛は、友人の皿来唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。「山神様のお告げ」で決まったというこの婚姻は、「嫁首様」なる皿来家の屋敷神の祟りを避けるため、その結婚相手から儀礼に至るまで、何もかもが風変りな趣向が施されていた。婚礼の夜、花嫁行列に加わった愛は、行列の後ろをついてくる花嫁姿のような怪しい人影を目撃する。そして披露宴を迎えようというその矢先、嫁首様を祀る巨大迷路の如き「迷宮社」の中で、奇怪な死体が発見された――。作家であり民俗学研究者、そして名探偵としても知られる刀城言耶の怪異民俗学研究室、通称「怪民研」に出入りし、言耶の助手にして素人探偵の天弓馬人と共に数々の怪異譚の謎に挑んできた愛は、皿来家分家の四郎と共に事件の謎解きに挑むことになるのだが……。
【目次】
内容説明
友人である皿来唄子の婚礼に参加した大学生の瞳星愛は「お告げで婚姻相手が決まる」「花嫁の身代わりを立てる」といった風変わりな習わしの数々に驚かされる。皿来家では「嫁首様」なる屋敷神の祟りを避けるため、儀礼に様々な呪いを施しているというのだ。そして婚礼の最中、嫁首様を祀る「迷宮社」の中で、首の捩れた奇っ怪な死体が発見される。怪異の仕業か、巧妙な見立て殺人か。名探偵として知られる作家・刀城言耶の怪異民俗学研究室(通称「怪民研」)に出入りしていた愛は、言耶の助手の天弓馬人の力も借り、謎解きに挑むのだが…。巻末に三津田信三著作リストを特別収録。
著者等紹介
三津田信三[ミツダシンゾウ]
2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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