出版社内容情報
グルメ×絶景×旅の人生満喫本!
日和は初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、行動範囲を広げていくとともに心が大きく成長した。
一方で、恋人と、友人と、家族と、誰かと行くからこそ味わえる旅もある!
今回の旅先は鎌倉、博多、盛岡、群馬!
大人気シリーズ「ひとり旅日和」の番外編が登場!
【目次】
内容説明
会社員の梶倉日和は初めてひとりで行った熱海で旅の魅力に取りつかれ、行動範囲を広げると同時に心も大きく成長した。年始、旅を通して恋人になった蓮斗と鎌倉へ出かけることに。行列は話していればあっという間、ごはんは分け合えていろいろな味が食べられる。ひとりでもふたりでも旅は楽しいことに気付かされるのだった。秋のよく晴れた日、父の還暦祝いを兼ねて家族で四万温泉へ向かう。しかし大人4人を満足させる旅は至難の業。宿探しから難航して―。
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。12年10月『いい加減な夜食』(アルファポリス)にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirokun
50
★3 私は一人旅をほとんどしたことがないが、一人旅には家族で行く旅とは違う楽しさがありそうなのはこのシリーズを読んでいてもよくわかる。今回の作品は、二人旅をテーマにしているが、兎に角食べ物の描写が多く、お腹が空いた時に読んでいたので余計においしそうに感じた。日常の延長線上にある旅が表現してあり、微笑ましく読み終えた。2025/07/19
よこたん
41
“なにかを見たとき、ふと感想を口にする。それを聞いた誰かが相づちを打ってくれる。微笑みあって一言、二言、言葉を交わす。旅先での小さなやりとりが思い出となって心に積もる。日和にとって、宝石みたいな経験だった。” ひとり旅とはまた趣が違う、誰かとの旅。見た景色、口にした土地の味覚、共有した「あの時のあれ」をいつの日か思い出として語り合えることもまた幸せだと思う。なんというか、一貫して健全な旅(笑) そして、よく食べる。これからも、ひとり旅は続けて欲しいな。叔母の盛岡の旅話もよかった。薬の飲み間違いって怖い…。2025/08/23
sayuri
32
「鎌倉・本格ソーセージとビール」「博多・揚げたて天ぷらと長浜ラーメン」「盛岡・冷麵食べ歩き」「四万温泉・上州牛とおっきりこみ」四話収録の連作短編集。第六弾まで発売された『ひとり旅日和』シリーズの番外編。一話と二話は吉永蓮斗と梶倉日和のラブラブ二人旅。三話は日和の叔母・深川加世と高校時代の憧れの先輩との盛岡旅。最終話は梶倉家四人の家族旅が描かれる。このシリーズは観光名所にも興味をそそられるが、なんと言っても登場する料理の描写が繊細で空腹時に読むと堪らない。どれも面白かったが、私は三話のゆったり大人旅が好み。2025/07/16
komorebi20
28
[図書館本]初読み作家さん。ひとり旅日和シリーズがあるのを知らずに読んでしまいました。日和と蓮斗の出会いなどわからない部分もありましたが、日和と家族の関係やふたりの雰囲気が抜群で楽しい読後感でした。ひとり旅は不安ですが、家族で温泉に行きたくなりました。2025/08/03
mariann
27
遂に二人旅!と思ったら、秋田に住む叔母の二人旅?や、日和さんの家族旅行まで。要するに一人以外の旅ね。やっぱり一人旅に慣れている人は大人数の旅行はしんどいのかなーなんて思ったりもするけど、やはりそこは家族なら楽々クリアだね。けどどうしても日和さんの家族は皆いい人すぎて馴染めない。なんか綺麗すぎて。 そして今や彼氏!の蓮斗さんもやっぱり老成してるなー。関東の30代前後の人はあんな話し方するの?関西の30代は絶対ないと思う(笑) 日和さんの片想い成就かと思ってたけど案外メロメロやん、蓮斗さん。2025/08/21