角川スニーカー文庫 モブ司祭だけど、この世界が乙女ゲームだと気づいたのでヒロインを育成します

レオナールＤ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041159958
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「え、えっと……良いんですか？　ここにいても……？」
乙女ゲーム世界のモブ司祭に転生したクラエルは、田舎町の神殿にやってきたみすぼらしい姿の少女レイナを保護する。
のちに聖女として名を残すレイナを、過酷なゲームシナリオから救うべく親代わりとなったクラエルだが、
レイナの家族愛は次第に恋愛へと変わり――年月が経ち、女性として成長し、美しき聖女の姿となった今、あの手この手で誘惑する！
「父親の背中を流すのは自然なことですよね？　それとも……クラエル様は私のことを女として意識しているんですか？」
最強ヒロインからの愛が止まらない!?　ハートフルコメディ！

内容説明

「え、えっと…良いんですか？ここにいても…？」乙女ゲーム世界のモブ司祭に転生したクラエルは、田舎町の神殿にやってきたみすぼらしい姿の少女レイナを保護する。のちに聖女として名を残すレイナを、過酷なゲームシナリオから救うべく親代わりとなったクラエルだが、レイナの家族愛は次第に恋愛へと変わり―年月が経ち、女性として成長し、美しき聖女の姿となった今、あの手この手で誘惑する！「父親の背中を流すのは自然なことですよね？それとも…クラエル様は私のことを女として意識しているんですか？」最強ヒロインからの愛が止まらない！？ハートフルコメディ！第９回カクヨムＷｅｂ小説コンテストラブコメ部門大賞受賞。

著者等紹介

レオナールＤ［レオナールディー］
静岡県出身の絶賛修行中ライトノベル作家。本作が第９回カクヨムコンテストにてラブコメ部門で大賞を受賞。また、『無限の魔術師』が異世界ファンタジー部門で特別賞を受賞している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

乙女ゲーム世界に転生してモブ司祭となったクラエル。田舎町の神殿にやってきたみすぼらしい姿の少女レイナを保護して大切に育成していくハートフルコメディ。後に聖女となる彼女を過酷なゲームシナリオから救うべく、虐待する実家から見習いシスターとして引き取り、親代わりとして大切に見守って育てていくクラエル。彼や精霊たちに愛されてすくすく成長していったレイナが、クラエルを慕うようになるのは必然で、彼女が聖女とされて王都に向かうことになっても、彼女を守りその恋を成就させるために聖霊が大活躍する展開は微笑ましかったですね。

2025/05/31

[和尚]

面白かったです。 乙女ゲームの世界のモブに転生したクラエルは、後に聖女と認定される少女を虐待する実家や厳しく教育される教会から保護して育てて懐かれ。 親代わりと自制している中でロックオンされるクラエルと、主人公一筋のヒロインとなった聖女のレイナのどちらも微笑ましく、安心して読めるラブコメでした。

2025/06/11

[こも 旧柏バカ一代]

コレで終わり？タイトル、、育成の物語をもっと丁寧に描くのかと思ったら、あっという間に大きくなって聖女として大活躍。仕事が終わったら、周りのイケメン達をスルーしてトコトコと戻って来るワンコな聖女。うん、そう考えると可愛いな。ただ、勝手に動くぬいぐるみって知らないとホラーだな。知ってたらファンシーで可愛い、、か？

2025/06/10

[真白優樹]

乙女ゲーム世界の名もなき司祭に転生し、主人公である聖女を拾い育てたら溺愛されてしまい始まる物語。―――只一人へ向けた愛、それは全てを壊す鍵。　物語始まり前に攻略、してしまったようなもので聖女に時にヤンデレになられつつ溺愛される物語であり、司祭への愛ゆえにフラグは全部叩き折り物語の流れを超えて成長する聖女の愛に、くすりとしつつも萌えられる物語である。どんなフラグも叩き折り突き進むのは誰も知らぬ道。色々大変なことが起きそうなフラグがビンビンな中、二人の恋の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。

2025/05/31

[rotti619]

乙女ゲー転生物。田舎のモブ司祭役として転生した主人公クラエルがボロボロの姿の聖女レイナを見つけるが、そのままゲームシナリオ通りに行動すると過酷な運命が待ち受けているので、教会へ伝えず手元で大切に育てた結果、自分に懐いてしまって本来結ばれる予定のキャラ達のフラグを全員折ってしまった、というお話。赤の他人である自分の命と人生を救ってもらったレイナからすればむしろ当然とも言える想いだが、これが重い。クラエルの婚活を遠い学園から妨害するのも厭わない姿は、彼女の本気度を感じさせた。りいちゅ氏のイラストがまた良い。

2025/06/06