出版社内容情報
「われわれには、「ぼーっとする時間」が必要だ。というわけで、ぼーっとする小さな旅に出ようではないか、というのが、このエッセイの企画趣旨なのである。」
情報や仕事、雑事に追われる日常生活から離れ、気持ちのいい空間を、ただひたすらぼーっと散歩したい。
野鳥公園に天文台、植物園、水族館、美術館。大山詣りに雨の梅園、時にはフェリーに乗って、あるいは天然の冷蔵庫、石の採掘場へ。
日本地図を作った歴史的人物に思いを馳せたり、ハイキングをしたり。
ささやかなお土産を買い求め、銭湯に入り、居酒屋で一杯。直木賞作家の描く、極上のお散歩エッセイ。
【目次】
内容説明
極上お散歩エッセイ。小説家が選んだ、心底、気持ちのよいところ。
目次
われわれはみな川鵜にならうべきだ 東京港野鳥公園
林と野原に出現するスペースファンタジー 国立天文台三鷹キャンパス
山上から眺める海、そして風呂と富士 大山阿夫利神社
植物と友だちになれる場所 小石川植物園
雨の梅園で歴史に思いを馳せる 池上梅園
一身二生は人生百年時代の夢? 伊能忠敬記念館
「やぐら」と「シャガ」 鎌倉ハイキング
小湊鉄道の謎に迫る 市原湖畔美術館
地球の神秘に触れる天然の冷蔵庫 大谷資料館
行って帰ってくるだけで 東京湾フェリー
回遊するマグロと東京の未来 葛西臨海水族園
著者等紹介
中嶋京子[ナカジマキョウコ]
1964年、東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務ののち、フリーライターに。アメリカ滞在を経て、2003年『FUTON』で小説家としてデビュー。10年『小さいおうち』で直木三十五賞、14年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞。15年『かたづの!』で河合隼雄物語賞、柴田錬三郎賞、同年『長いお別れ』で中央公論文芸賞。20年『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、22年『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、同年『やさしい猫』で吉川英治文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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