出版社内容情報
世間から注目されないまま10年、そんな中でメンバーの一人・マサが脱退。学生時代からの仲間である龍、ヒロト、誠一郎、毅志で組んだバンド「zion(シオン)」は窮地に立たされていた。マネージャーの光、幼馴染の七海とともに最後の望みをかけてメンバーは一念発起、バンドとして成功をおさめるために団結力を高めていく。しかし、彼らの前にさまざまな困難が立ちはだかる。
「ここで諦めたくねぇんだ! まだ自分の夢を諦めたくねぇんだ。俺はお前らと……他の誰でもねぇ! お前らと! やっぱりテッペン目指したい」(本書より引用)
バンド活動に全力で立ち向かい、憧れの武道館を目指す物語。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki
5
これはダメだ〜!何度もこすられてきたようなストーリー過ぎて、新鮮味まるでなし。山本と鶴岡の過去の話になった時一瞬だけ「面白くなった」と思いましたが、現在パートに戻るとやっぱりダメ。まず主人公と仲間たちの言動が幼すぎて年齢不詳なのが厳しい。高校生設定ならまだ良かったんじゃないかな?七海ちゃんは出て来た瞬間から、最後にどうなるのかわかっちゃったし。作者はなぜ小説を書こうと思ったんだろう?と思うレベル...辛口でごめんなさい2025/07/10
saori
3
夢追い人で居続ける苦悩と焦り、一方で夢を追う人たちにしか出せないような眩しさとエネルギッシュさがとてもリアリティがあり最初は主人公のセリフが著者の声で脳内再生されていたけど少しづつ私なりの龍の声になっていて、それだけ物語に入っていけた証拠。やや視点が定まらない箇所は読みにくかったもののその点はアニメ化にすればなおハマりそうな気がした。作品全体としてはエネルギーに満ちた青春小説だったけど作品の合間に“人との別れ”や“孤独”が見え隠れしその辺りに著者が伝えたい想いが隠されていると感じた。ラストはやっぱり涙…。2025/07/07
杪
3
興味本位で読んだけど、ありがちな展開だった。本人は漫画のつもりで書いているとどこかで語っていたようにセリフが多く、おまけに改行も多いので私は読みにくかった。 ずっと主人公のセリフが作者の声で脳内再生されてた(笑)2025/07/04
えみ
2
KAT-TUN上田竜也さんの処女作。 上田くんにそっくりな、上田くんらしい、真っ直ぐな作品。 本人が「俺が活字が苦手だから読みやすくした」という言葉の通り、漫画っぽい作品。ライトノベルに近い。 コマ割りも浮かんでくるような感じ。物語は王道。 幼馴染の死は病気でかなと思わせて違う所から来たので、そこは思わず、そっち!?って声出てしまった所w どのキャラも真っ直ぐに相手にぶつかっていく感じが良かったなって思った。普段読んでるのがミステリーばっかりで、ひねくれたキャラが多いのでね…笑 最後は術中にはまって号泣w2025/06/27
ゆずこ*
1
★★★2025/07/03