角川文庫<br> 骨灰

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角川文庫
骨灰

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041159224
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場についての『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常なまでの乾燥と、嫌な臭気を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く――。地下に眠る怪異が、日常を侵食し始める。恐怖の底に誘う衝撃のホラー巨編!

内容説明

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場についての『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常なまでの乾燥と、嫌な臭気を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く―。地下に眠る怪異が、日常を侵食し始める。恐怖の底に誘う衝撃のホラー巨編!

著者等紹介

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

157
読みやすくて想像しやすいホラーでした。おもしろくて一気に読み、映像化しやすそう。建物を立てる時にお祓いみたいな式をやるのってそういう意味があるんだね、よくよく考えると日本は江戸時代火事が多かったそうだし、原爆もあったり、地下に死体やら骨やらたくさん埋まってて、ある意味その上で生活してる。そういうのを鎮めなきゃ、なんだけど、これは現代でもあるのか?!「なぜ不安になるのか。沈んでいく者に引きずり込まれたくないのだ。不幸な誰かには磁力があって、近づけば同じ不幸へ引き寄せられると心のどこかで思ってしまっている」2026/03/16

HANA

59
大手建設会社IR部に勤める主人公。彼は不穏なXの投稿について調べるべく現場に向かったのだが…。ふとした切っ掛けで理不尽に巻き込まれるのはホラーのお約束だが、序盤怪異の招待も原因もわからぬまま徐々に迫ってくる感じが実に上手い。中盤で全貌が解りかけてきたと思ったら、主人公の見えてる現実と読者の認知を利用しての仕掛けも上手いなあ。こちらは分かっているのに落とし穴の方に進むのをただ見守らされているような感じで。ラストはあっさりしてるけど、どこか都市伝説とか諸星大二郎チックだし。読み終えた今も満足できる一冊でした。2026/05/20

aquamarine

58
怖かった!久しぶりのガチガチのホラーに溺れそうになった。渋谷再開発中に建築現場の地下に調査に入った主人公が見て関わってしまったものは?小さな娘と出産間近の妻を彼は守れるのか…。そう、思えば最初からおかしいのだ。途中から何が起こっているのか想像はできるのだが、彼の置かれた状況が怖すぎて読み進めるのも怖いし、中断するのも気になるしで夜中に悶々としながらページをめくり続けることになってしまった。今後渋谷に降り立った時私はこの本を思い出さずにいられるだろうか。いまの住居の下に何もないなんて誰が保証してくれるのか。2026/06/30

眠る山猫屋

56
渋谷再開発、隠された贄、熱い灰が降り積もる・・・。沖方丁のホラーはジワリジワリと浸食してくる物語。ゼネコンが秘匿する鎮魂の儀式に関わってしまった主人公が、得体の知れない“なにか”に操られて行なってしまった事は、無かった事には出来ない凶行。幻覚に惑わされ歪められたロジックにすり替えられていく様が恐ろしい。読み手さえも、どこまでが主人公の理性なのか判らないから尚更だ。思っていたより、じっくりと近寄ってくる怪異の感覚が厭な作品。2025/08/17

キナコ

35
初作者。家族のオススメ。灰という形で現れる怪異。気づいたら視界にある灰。少しずつ近づいてくる描写が怖い。姿が見えないからこそ想像が膨らむ。どんどんおかしくなっていく主人公の心理描写もハラハラした。自分自身が異常さに気づけない怪異って回避できなくないか?精神的に疲労し、追い詰められている人の気持ちが分かる。最後は家族のために正気に戻っていたが最後まで気が抜けない作品だった。2025/08/12

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