出版社内容情報
乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。ホラー文庫創刊30周年のフィナーレを飾る記念企画。作品のセレクトはホラー評論家&ミステリ評論家の千街晶之さん。本書刊行にあたり表題作となる中編「Wi-Fi幽霊」を書き下ろし。
内容説明
「夏と花火と私の死体」で驚嘆すべき才能としてデビューした乙一。山白朝子は怪談専門誌デビューの怪談作家。2人の作品に共通するのは「戦慄と郷愁」だ。父の虐待が待つ階下に下りなければいけない恐怖の「階段」、いきなり監禁部屋に閉じ込められた不条理SFホラー「SEVEN ROOMS」、山奥でキャッチした謎の電波の送り主の悲劇を描いた書き下ろし「Wi‐Fi幽霊」他、多彩なホラー全9篇を収録。
著者等紹介
乙一[オツイチ]
1978年福岡県生まれ。96年「夏と花火と私の死体」で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞
山白朝子[ヤマシロアサコ]
2004年、怪談専門誌『幽』でデビュー
千街晶之[センガイアキユキ]
ミステリ・ホラー評論家。日本推理作家協会、探偵小説研究会会員。2004年、『水面の星座 水底の宝石 ミステリの変容をふりかえる』で第4回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、第57回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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