角川ホラー文庫<br> Wi‐Fi幽霊―乙一・山白朝子ホラー傑作選

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角川ホラー文庫
Wi‐Fi幽霊―乙一・山白朝子ホラー傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041158920
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。ホラー文庫創刊30周年のフィナーレを飾る記念企画。作品のセレクトはホラー評論家&ミステリ評論家の千街晶之さん。本書刊行にあたり表題作となる中編「Wi-Fi幽霊」を書き下ろし。

内容説明

「夏と花火と私の死体」で驚嘆すべき才能としてデビューした乙一。山白朝子は怪談専門誌デビューの怪談作家。2人の作品に共通するのは「戦慄と郷愁」だ。父の虐待が待つ階下に下りなければいけない恐怖の「階段」、いきなり監禁部屋に閉じ込められた不条理SFホラー「SEVEN ROOMS」、山奥でキャッチした謎の電波の送り主の悲劇を描いた書き下ろし「Wi‐Fi幽霊」他、多彩なホラー全9篇を収録。

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1978年福岡県生まれ。96年「夏と花火と私の死体」で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞

山白朝子[ヤマシロアサコ]
2004年、怪談専門誌『幽』でデビュー

千街晶之[センガイアキユキ]
ミステリ・ホラー評論家。日本推理作家協会、探偵小説研究会会員。2004年、『水面の星座 水底の宝石 ミステリの変容をふりかえる』で第4回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、第57回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

116
堪能、の一冊。乙一・山白朝子は好きなだけに読む前からテンションが上がる。乙一でスタートの一話目の「階段」から痛ましさと恐怖の綱渡りのようなバランスに思いっきり引き摺り込まれた。どんどん目を背けたくなる状況にありながらも次々と差し出される残酷さ孕む恐怖がいい。懐かしい耳彦を始めとする山白朝子の世界観も残酷が際立ちながらも心に残る数々のせつなさを堪能。過去に囚われた恐怖も良かったな。現代らしさいっぱいの表題作も日常に潜む恐怖とちょっぴりミステリチックの配合が面白かった。雑音が全く入らない、そんな世界観が好き。2025/05/09

yukaring

74
どれを取っても後味の悪さが胸に刺さる珠玉のホラー短編集。“山白朝子”が乙一さんの別名義だとは知らなかったが、名義によって世界観が書きわけられているように思う。ダイレクトに絶望と恐怖が伝わる乙一作品と幻想的で切ない山白作品というイメージ。父の虐待と階段を降りる恐怖「階段」姉と共に謎の施設に監禁された弟。7日後に彼らは殺される…「SEVEN ROOMS」ローズマリーの赤ちゃんを彷彿させる「子どもを沈める」キャンプ場で見知らぬWi-Fiに繋いでしまった事から起こる怪異「Wi-Fi幽霊」など多彩な怖さを楽しめた。2025/04/27

アッシュ姉

62
新作だと張り切って書店購入したものの傑作選だった。タイトルしっかり見てなかったので自己責任。大好きな山白さんは全部既読だったけど、改めて読んでも名作。鳥が印象的。賢くて健気で、それに比べて耳彦よ。やっぱサイテーだわ嫌いだわ。乙一さんの『階段』は未読で怖くて楽しめた。自然と映像が頭に浮かんでくる乙一ワールドを堪能。2025/04/27

星野流人

44
乙一・山白朝子さんのホラー短編をまとめた傑作選。乙一名義の文庫未収録の「階段」と、書き下ろしの表題作「Wi-Fi幽霊」以外はすでに読んだことのある作品でしたが、再読しても改めて乙一さんの技量の高さに溜息が出る作品ばかり。ホラーということでもちろん怖い作品が多いのですが、それだけでは終わらない、いろんな魅力のあるホラーが読めるのも嬉しいですね。特に「子どもを沈める」は短編ホラーなのにしっかり泣けるエピソードで、すごく好きです。「〆」「呵々の夜」は怖いけれど耳彦のコミカルさが楽しくて良かったです。2025/05/05

mihya

37
乙一・山白朝子の短編集。乙一作品と山白作品でなんか雰囲気が違うのが楽しい。 書き下ろしの表題作のほか、いくつかは未読だった。既読作品も改めて再読。 何度読んでも、怖い話は怖いし、気持ち悪い話は気持ち悪いし、切ない話は切ない。和泉蝋庵シリーズ、好きだなぁ。 表題作、ここまで発展したかって感じだが、まあ当然の流れか。2025/04/28

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