出版社内容情報
大学生の時に友人からの性暴力にあったスミレ。
限界に達した心を抱え、困難な状況にある人たちをケアする街に辿り着く――。
『消えない月』『神さまを待っている』『若葉荘の暮らし』、
現代女性の寄る辺なさに真摯に向き合い、そっと軽くする――著者最新作!
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「それぞれに過去はあって、これからどう生きていくのか悩んで、
闘っていることはわかるから、気にせずに自分のことだけ考えていればいいの」
大学生の頃、自分のことを好きだという友人から性暴力を受けたスミレ。
忌まわしい記憶を胸中に押し込めながら社会人として過ごしていたが、久しぶりに会った女友達から、
彼が当時のことを美しい思い出として吹聴していたことを聞いて、何もできなくなってしまう。
行政がケアを目的に作り上げた街で暮らすことになり、
いじめや虐待など、暴力を受けてきた人々と関わりながら、自分はどう生きていくのか、模索していくが――。
人の心は、あまりにも繊細で複雑だ。
痛みと再生を真っ向からとらえた物語。
内容説明
「それぞれに過去はあって、これからどう生きていくのか悩んで、闘っていることはわかるから、気にせずに自分のことだけ考えていればいいの」大学生の頃、自分のことを好きだという友人から性暴力を受けたスミレ。忌まわしい記憶を胸中に押しこめながら社会人として過ごしていたが、久しぶりに会った女友達から、彼が当時のことを美しい思い出として吹聴していたことを聞いて、何もできなくなってしまう。行政がケアを目的に作り上げた街で暮らすことになり、いじめや虐待など、暴力を受けてきた人々と関わりながら、自分はどう生きていくのか、模索していくが―。人の心は、あまりにも繊細で複雑だ。痛みと再生を真っ向からとらえた物語。
著者等紹介
畑野智美[ハタノトモミ]
1979年、東京都生まれ。2010年『国道沿いのファミレス』で第23回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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